大型連休の日曜はガリー・ベルティーニのマーラー交響曲全集を引っ張り出して耽溺する。
他にタバコフやデ・ワールトなどじっくり聞きたい全集が幾つかある。
今日は友人と隣町のタイ料理店に行った。
ナムトック(豚肉のサラダ)パネーン(豚肉のカレー煮)魚のカレー煮、ヤムウンセン(春雨のサラダ)注文する。
友人はシュガーマンという伝説のシンガーのドキュメンタリー映画を見た、アイスマンと一緒にするな、
シュガーマンはロドリゲスという謎の歌手の足跡をたどる映画だ、黒人隔離政策に反対する南アフリカの白人に支持された北米の伝説の歌手が探し出されて淡々と歌う感動の映画だと話す。
ナタリー・シュトゥッツマンは前から知っていたように話すな、前衛好きで微笑ましいというなと言っていた。友人は年に一回ぐらいしか映画に行かないと言う。
私がヨーロッパ旅行に行ったとき醤油が恋しくて仕方がなかった話をすると、人の器量は限られているとはいえ恥ずかしい話だと言っていた。
友人は連休は広島、高槻、津、大阪、名古屋にデラシネ逃避行すると言っていた。
私は最近パソコンが高いのは市場が縮小しているからだと言うと、売れないなら安くするはずだと言う。
友人は朝ドラあまちゃんは脚本が良くできている、小泉今日子の演技が凄い、大友良英の音楽が凄くて空恐ろしい、70年代のピープロの特撮ドラマには思い入れがあるなどと喋る。
ガリー・ベルティーニのマーラー全集は私が買った時よりだいぶ安くなった。とはいえ、仏EMI盤の選集を先に買ってしまった人、国内EMI盤を高額で買った人など損した人は多い。
手元に美音ベルティーニの全集が残っていることに感謝して、耽溺して聞こう。
友人と談笑して日々の泡を一瞬忘れられてよかった。
ヘッドホンでベルティーニのマーラーを聞いていると脱力できる。
シェーンベルクの交響詩ペレアスとメリザンドやバルトークのオーケストラのためのコンチェルトなど
最近感心した曲も多いなか、結局はベルティーニに救われる思いである。
シュガーマンのサントラというのも聞いてみたいものだ。
連休に逃避行する友人と美音に耽溺する自分との違い
友人と吉祥寺のくぐつ草でカレーを食べて話す。
ヴァレリーの話、マラルメの話、四十九日と聞いて、
中有のことが書いてあった横尾さんの本を持ってきた
と言う。オリジナルのCD他くれる。
友人に会う前中古CD店でスヴェトラーノフのチャイコフスキー全集を入手。
帰ると別の友人から今京都にいるから8時45分に豪徳寺で会おうと電話。
インターネットでパソコンの性能を比較する。
8時43分豪徳寺に着くと改札に友人がもう居た。
いつもサンマルクにいるのに今日はいないから心配したという。
パティヤラパレスに行く。
ほうれん草とチーズのカレー、ナンとシシカバブとチキンコルマ頼む。
友人はナタリー・シュトゥッツマンの歌曲がラジオで掛かったがよかった、
仕事で本音を話した、
京都の千本釈迦堂の十一面観音に懺悔したと話す。
春のブルーズと書かないと変な広告が来ちゃうのか、
俺も毎日終電でたいへんなんだ、と打ち明けていた。
私はパティヤラパレスのシシカバブが大好きでしょうがない、
お気楽なポップスが掛かるのも含めてこの店が好きだ、と話す。
二人で計4375円。
帰ってナタリー・シュトゥッツマンを調べると、シューマンの歌曲集
詩人の恋などで有名な歌手である。
ラジオで掛かったのも詩人の恋ではないかと思う。
青山陽一さんの月曜のバラッドに
一旦去って行き、月曜戻ってくるブルーズと言う歌詞がある。
よく思い出す歌詞である。
文学や音楽談義して終わる束の間の春滲む青色
最近リヒャルト・シュトラウスの英雄の生涯、ドン・キホーテなど聞く。
オーケストラを聞く快楽としてはリヒャルト・シュトラウスの曲は極上だ。
昨日は家電通販からソニーのMDコンポ宅配で来る。
夜はブラームスのドイツ・レクイエムを聞いて、悲痛ななかにほの見える光に希望を見出している。
昨日の夕食は韓国風クッパ。
今日は外出帰りにケンちゃん豆腐買ってくる。
夜は60年代のベートーヴェンを順に聞いてゆく。
その後トスカニーニのブラームス1番3番を聞く。
続いてトスカニーニの未完成&グレイト聞く。
トスカニーニはフレージングが短くあっさりしている。さくさく曲が進んでゆく。
晩ご飯は豚汁とかつお大根。
コンビニに行きメルシャンミラージュワインを買って帰る。
ミラージュワインを飲み、カマンベールチーズとトマト食べる。
一昨日はマーラー5番、マタイ受難曲、ブルックナー4番9番聞く。
胡瓜と塩昆布を混ぜ合わせ、食べるラー油を垂らして食べる。
前日はシェーンベルクのペレアスとメリザンド、ベルクのオーケストラ作品集を聞く。
食べる煮干し完食。
語学を読みながらフェドセーエフのグラズノフ全集聞く。
肋骨の痛みは完治した。
長引くか心配したが取り越し苦労だった。
近頃バルトークのオーケストラのためのコンチェルト聞く。
春のブルーズを音楽だけがやわらげてくれる。
龍安寺の貯水つくばいに吾、唯、足るを知ると書いてあるという。
私もそろそろ自分の持っているもので満足したい。
先の見えない日々のなか音楽を頼りに漂っている。
手探りで先へ進もうとりあえず痛みを止める曲もあるから
昨日はホームセンターに行き、コールマンのスリムキャプテンチェアグリーン4980円を買う。
本来はキャンプ用だが私は室内で使うために買った。座り心地満点。
昼ご飯はクノールスープデリ。きのこ味。松尾堂、きらクラ聞く。
六時に友人から電話で新宿で待ち合わせてシーアン新宿西口店行く。
セロリの辛子和え、ラムの串揚げ、豚モツの唐辛子味噌和え、茄子の山椒揚げ、麻婆豆腐頼む。
私は家で肋骨を打って痛いという話を延々する。
友人はそんなに気になるなら病院行けよ、2週間で治るか俺にもわからない、頭痛薬飲む奴が自然治癒力なんて言うな、仕事に思いのない奴が職場にいると周りが困る、と言う。
帰ってクルト・ザンデルリンクのベートーヴェン交響曲全集を聞く。
満足の行く巨匠テンポの名演。夕映えの美しさと宇野功芳氏も言っていた。
私の好きな指揮者はほかにギュンター・ヴァント、ブルーノ・ワルター。
ともにギュンター・ヴァント・ライヴやブルーノ・ワルター・エディションでお値打ちで揃う。
今日は整形外科に行く。レントゲン見て骨折やひびは見当たらないという。
胸のサポーターを買い、湿布と痛み止めを処方されて帰る。近いうち治りそうだ。
そのあと仕事で往復。シャツの下にサポーターをしているのは内心恥ずかしい。
帰ってロジェストヴェンスキーのチャイコフスキーの4番5番を聞く。咆哮する管楽器。
カラヤンのクリスマス協奏曲、ヴィヴァルディの四季、メンデルスゾーンのスコットランド、
リヒャルト・シュトラウスのティル・オイレンシュピーゲル、ドンファンを最近立て続けに聞く。
音楽だけが陰鬱な春を救ってくれる。
土曜はラジオでN響のラフマニノフの2番聞く。楽想が豊かで臨場感あり聞き応えがあった。
ラジオを聞いてからスヴェトラーノフの同曲の演奏をCDで追体験する。
ラジオの方が何の曲だろう、誰の指揮だろうと興味津々なので引き込まれる。
仕事の本を山積みにして今後に備える。
今日は帰りにロリン・マゼールのシューベルト全集買おうか迷ってやめた。
マンデアルのブルックナーとセルヴァディのシベリウス楽しみに待っている。
陰鬱な春の空気を吹き飛ばす名演奇演快演の渦
先日は昼ご飯フォー・スープ。
文芸誌5月号注文する。
早くに注文するが当日発送なし。
カラヤンのクリスマス協奏曲聞く。
七十年代の幕開けにふさわしい麗しい出来。
カラヤンのブルックナー四番、七番、九番聞く。間合いは上手い。
エリアーデ読む。エリアーデの立ち位置は好きである。
夜七時42分友人から電話で豪徳寺で待ち合わす。
豪徳寺パティヤラパレスに行くと
店員さんがいつものメニューでいいですかと言う。
ほうれん草と豆のカレー、シシカバブ、チキンコルマ、ナン。いつものメニュー。
友人は「毎日終電だ、上司にそれとなく辛いと持ちかけたがスルーされた、
あまちゃんは脚本と女優陣がいい、音楽は憧れの大友良英だ、
大友良英は普段はフリー演奏だが、さりげない曲も作れる、
矢野顕子が清志郎のカバーアルバムを出す、
清志郎は昼間のパパの歌やサラリーマンの歌が凄い、
少し疲れた顔をしているようだな、
音楽講師は自分にはできない」と言っていた。
二人で計4230円。
昨日はたい焼きを買い、病院を往復する。
シノーポリとラインスドルフとアイワのウォークマンと
大作曲家たちのカルテという本返してもらう。
食材店のカフェでココア飲み帰宅。
ブルーノ・ワルターのグレイト聞く。
珈琲を飲みメンデルスゾーンの序曲とスコットランド聞く。
今日もまた夕暮れどきに花を見てスコットランドの憂愁に泣く