超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

すべて休んで「指環」に耽る

2022-01-31 11:21:27 | 無題
大量の書類仕事、まだ数日分終わっていないのだが、
疲労が限界なので、思い切って、すべてを投げ出して、
一日休むことにする。
だが私は根が真面目なので、仕事が残っているのに
途中で投げ出すと、後ろめたい気が大いにする。
そこは置いておいて、さっそく、バレンボイムの
ワーグナー・オペラ・ボックスを棚から取り出して
ラインの黄金を大音量で聞いている。
きのう、ラインの畔で遊ぶ夢を見たのは、
この伏線か。
とにかく、すべて忘れて、ラインの乙女の歌を
満喫して、窓から豪雪を眺めている。
あとは、CD通販店から、エミール・タバコフと
ソフィア・フィルのショスタコーヴィチ全集が来るのを
待って、マーラーの爆演と並ぶタバコフのショスタコの
爆演を聞くのを後日の楽しみとしたい。

休んでもおそらく罰は当たらないすべて投げ出し指環に耽る
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雪の晴れ間に多々気晴らし

2022-01-28 17:52:15 | 無題
今日も大量の書類仕事する。
今日の分を半分終わらせて、狭い雪道を通り、
専門店街のベーカリーに珈琲飲みに行く。
2Fの洋品店で冬と春の中間の時期の服を見る。
私は某通販で買った裏フリースの濃灰ジャケットが
気に入って、予備のためもう一着買った。勿体ない。
帰ったら宅配で届いた。一応、激安商品。
オランダ製のハイティンクのショスタコや
ヘブラーの晩年のモーツァルトソナタ再録音聞く。
モーツァルトの後、ショスタコのCDを入れたのに、
モーツァルトが何故か鳴るという怪奇現象。
よく見ると、CDを重ねて入れて再生していた。
こんなボケは人生初。
午後も書類仕事したあと、欲しかった
タバコフのショスタコが格安なので取り寄せる。
タバコフはマーラーが爆演だったので
ショスタコは合うと思う。
書類仕事の苦行に耐えて、楽しいメモ書きをしたい。
今はギーレンのベートーヴェンを聞いている。

雪のなか書類の山を片付けて作曲みたいにメモを書きたい
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焙煎珈琲で時間を止めて休む

2022-01-27 15:02:06 | 無題
今、雪道を歩いて、仕事の合間に福住珈琲焙煎で、マンデリン
飲んでいる。
前はデイヴ・ブルーベックとかブルーノートのジャズが
掛かっていたが、今日はモーツァルトが掛かっている。
他のお客さんは野鳥カメラマン二人組。
書類仕事はシンドいが、休み休みできるので、いくらか
気が楽。
コロナで喫茶は休みかと思ったら、意外と喫茶を開店
していた。
昨日の夜は、帆立のカルパッチョのハーブ味を食べる。
札幌は魚介類がやはり安くて旨い。
春は残りのメモ書きを数十枚書いて、無事終わらせたい。
雑学教養本を結構溜めたが、読みこなす暇がない。
今、もう飛ぶまいぞ、この蝶々が掛かっている。
早く自由になりたいな。
また、小雪が舞っている。雪道をしみじみ帰ろうか。

小雪舞う冬の焙煎珈琲で時間を止めてまたひと仕事
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後半生の夢幻灯

2022-01-26 20:40:20 | 無題
ようやく下半期のリアルワークが終わった。
あとは、書類仕事が山積みで、気が遠くなる。
そんな中、風呂に入っていたら、「ファンタスマゴリア(=幻の魔術芝居)」という術語
を今まで便宜上、「幻想」と訳して来たが、「夢幻灯」と訳すと
ピッタリだという啓示がひらめいた。
また、「芸術と作者が置かれている政治環境とはある意味で
切り離せないが、芸術を政治に利用しようという夢は、捨てる必要がある」
という考えがきちんと整理されてひらめいた。
これは、以前の電話での会話から降り掛かっていた難題だったが、
自分としては、答えが出たように思う。
先ほど、老音楽家のジャスラックのインタビューで、
「年を取ると、それはそれで、いいこともあるよ」と
音楽家が喋っていたので、少し勇気づけられた。
ヒットするより、童謡のように歌い継がれる曲が書きたい
とも言っていた。
ビートルみたいに、出す曲出す曲ヒットして、それがそのまま歌い継がれるのが
いちばんだけど、それは例外中の例外として、
発表するものが、時間に耐えることが創作者の理想だろうと思う。

幼少の希望を照らす夢幻灯 年輪を経てまた見えてくる
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鎌倉殿たちのアウトロー政権

2022-01-24 06:10:40 | 無題
王様文庫の「吾妻鏡」ー鎌倉幕府の公式レポートを読んでいる。
平清盛が頼朝の命を助命して後で後悔する話辺りから始まっていて、
話に入り易い。
清盛の治世は朝廷の威を借りて、西国武士には手厚かったが、
東国武士には不満が募っていたのが、源平合戦の火種らしい。
源氏が勝ったり、平家が勝ったりを繰り返し、
頼朝らが挙兵して、木曽義仲も平家に迫り、旭将軍と言われたが、
入京しても家臣は略奪を繰り返して三日天下に終わる。
源氏は戦の天才義経らの武功で壇ノ浦で平家を滅ぼすが、義経は、無断で
官位を受けたりして、頼朝の恨みを買い、奥州に逃げるが、
奥州藤原氏もろとも頼朝に消されてしまう。
頼朝は兄弟でさえも、ライバルを討伐して、ついに征夷大将軍の位を得て、
1192年、鎌倉幕府を開く。
頼朝は、朝廷と距離を置き、地頭を各地に配して地代を取り立て、
鎌倉殿の御恩=土地の分与に対して奉公=兵役・上納・忠誠で答える
という江戸時代まで続く武家政権の御恩と奉公の封建制度の礎を築く。
頼朝は、謎の落馬か何かで早逝し、妻の尼将軍北条政子と、北条時政が
実権を握る。北条氏を中心に東国の有力武士13人が合議制で、
鎌倉殿の体制を支えることとなる。のちの評定衆の原型。
承久の乱で後鳥羽上皇が時政の子・北条義時に敗れ、
三上皇が配流されて、西国まで幕府の勢力が及んだ。
合議制の13人に入った人々は、北条氏の策謀で次々と没落し、あるいは消される。
頼朝の一族は三代で途絶え、北条氏が執権として幕府を取り仕切る体制が確立する。
この王様文庫の「吾妻鏡」は大河ドラマのよきガイド本として
ベストセラーになっているらしい。

容赦ない鎌倉方の剛腕が武家政権のお手本となる
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