超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

「ヴィトゲンシュタインの言葉」を読む

2022-05-27 20:57:54 | 無題
超訳「ヴィトゲンシュタインの言葉」を読んでいる。
ほんとうは著作集などを買い込んで読めば本格的だが、
空いた時間に読む隙間読書なので、超訳本で構わない。
ふつう、論理哲学者のことばの抜き書きなど、
一般書に成りようがないのだが、「ニーチェの言葉」で
売れたから、我が儘が通ったのだろう。
ところが、この本が、すこぶるおもしろい。
少し挙げてみると
「他の誰も自分のようには考えてくれない」
「本当に理解するには生活経験が必要だ」
「理解とは見晴らしのよさのこと」
「哲学とは整理整頓だ」
「思い出とは今の自分からの記憶への反応だ」
「イメージは言葉に乗せ切れない」
「幸せだと言える人は確かに幸せだ」
本人の説明も併せて読むと、大いに為になる。
行き詰った時に、ハッと気づかせる何かがある。
このディスカヴァー社の超訳シリーズは元々好きだが、
ヴィトゲンシュタインまであると、嬉しくなる。

最奥の論理学者が語り出し時間が止まり語句が詩となる
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ノルト・シンフォニカ―の7&8番

2022-05-22 16:19:30 | 無題
札幌の中島公園のキタラ小ホールで、ノルト・シンフォニカ―交響楽団の
コンサートに行ってきた。
アマチュア・オーケストラで、1300円だった。
曲目はヴォーン・ウィリアムズの小品と、ベートーヴェンsym.7&8番。
ヴォーン・ウィリアムズの曲は、生誕150年ということで、
「二つの賛美歌による前奏曲」で、北海道初演。
幻想的なきれいな曲で、弦楽器の音が印象的だが、6分ぐらいで終わってしまう。
続いて、ベートーヴェンの交響曲7番&8番。
少人数編成で音が薄い部分もあるが、トゥッティの部分は迫力ある。
弦楽も美しく、ティンパニーも巧かった。
最前列なので、後ろの管楽器はよく見えず、主に弦楽奏者を見ていた。
同じパートでも、全身で大きな身振りで弾く人も居れば、
余り全身を使わずに、肘から下で小刻みに弾く人も居る。
指揮者も機敏だが、全方向に体を動かす様子はなかった。
演奏者の目が笑っているのが微笑ましかった。
ちゃんと曲は堪能できた。アンコールはエロイカ変奏曲かな。
また行ってみたいと思える演奏会だった。中島公園の緑を通って帰る。

暖かい心伝わる演奏で交響楽を弾く目にこやか
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今年の初夏の歳時記俳句

2022-05-21 04:53:49 | 自作俳句
憂いさえ光溢れる夏初め
人思い疲れ忘れる五月の日
半年も音沙汰がなく夏兆す
涼風に道行く人も夏衣
今日もまた汗滴ると朝曇り
天からの青信号は夕陽雲
奥部屋に思いを隠し西日差す
一時間立ち話して汗落ちる
町の子が拾ってくれた夏帽子
帰宅して笑顔が漏れる安い鮨
幼少の景色を訪ね水も噴く
息切れて何度も開ける冷蔵庫
水遊び子どもに遠く瀧しぶき
終わらない仕事の後で鰹食う
献立はなぜか嬉しい鯵フライ
人まばら散歩道には残り花
五時起床窓を開ければ山青葉
菖蒲池ボート行き交う白い襟

息切れて何度も開ける冷蔵庫麦茶飲み干す季節また来る


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読書計画と星座

2022-05-18 21:11:55 | 無題
最近、疲れが取れてきた。
今日も仕事から帰り、
「カントからヘーゲルへ」
「三賢人の言葉」
「皇帝権と法王権」
など数冊買う。
「カントからヘーゲルへ」、は岩崎武雄著で、
その手の本で判り易いと評判なので入手。
ホントその辺りは頭の整理が大変なので
うまく書いてあれば助かる。
「三賢人の言葉」。三賢人とは、セネカ、キケロ、アウレリウス
の三人で、その辺りは私は割と飛ばしていたので、
親しむために入手。
「皇帝権と法王権」はグレゴリウス7世とドイツの皇帝との
いわゆる叙任権闘争の話で、法と宗教を考える
材料として入手。
どれだけハリキッても、
限りがあるが、何かの足しになるはず。

先人に憧れながら日を重ね歴史のなかの星座みつめる


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モンテーニュ本を読む

2022-05-16 06:06:01 | 無題
昨日は図書館で「モンテーニュとの対話」を
借りて読んだ。
一章4ページほどで気楽に読める。
人生訓や、文章術が書いてある。
モンテーニュは古代の名言を掲げて
それに、自分の意見を付け加えるという
形式で「エッセー」を書いた。
元の文章は多少、難しいので、
「モンテーニュとの対話」方式で
書いてくれるとよくわかって有益。
中野孝次さんのようなスタイルの書き方である。
中古で買おうかと思ったが、品薄で、
中古でも定価よりかなり高い値段で売っている。
必要な時に、また図書館で借りればいいか
と思い、せどり価格で買わないことにする。
週末で、先週の疲れは取り敢えず取れた。
仕事も、修正はあったが、直して提出した。
今週も、無事終わることを願う。

賢人の言葉を多数吟味して判断力の切れ味をみる
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