日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

行き違い。

2015-05-08 22:25:47 | 日記
 夏のような日射しの一日でした。

 アロマトリートメントの前に足湯をして頂くお湯を汲みに、
早朝の仕事の同僚でもある方の温泉に行きました。

 川のせせらぎ、緑の映える紅葉と銀杏の木々の小径を抜けて温泉の駐車場に。
これから、お客様にはここの温泉のお湯で足湯をしてからトリートメントに入ります。

 「お祝いよ。」と温泉のおかみさんが、最初の温泉水はくださいました。
細々とした私のサロンなのに…と言うと、
「私のところも秘湯でね、細々がんばろうね。」と言ってくださいました。

 自営の良き先輩方に恵まれているなぁ、と思い、
どこでこれをお返しできるやら、と思いながら緑の小径のトンネルをくぐることでした。

 「ああ!あの人に傷つけられた!」とひとりが愚痴れば、
もうひとりの傷つけたはずの人が、その人のことを理解しようと色々聞いてくる。
そんなことのあった、不思議な日がありました。

 傷つけられたほうは、
自分がどんなことに傷ついて、どんな言葉に腹が立ち、どんな我慢をしているかを訴えてきます。

 一方、傷つけたほうの人は、
どういえば、その人が同じ失敗を繰り返さないのか、
どういえば、仕事の流れを判断して動くことができるようになるのか、
と、少しでもスムーズに仕事を進める方法を模索しています。

 傷つけられたと悲嘆にくれるほうの人は、
自分に対して、傷つけたその人が、どうやって言えば良いのか悩んでいるなんて、
思いもしないようです。

 傷つけたほうも、
自分のちょっとした、声のトーンや身振りで、
ドキッとしたり、しゅんとしている人がいるなんて思ってもいないようです。

 360°で円ですが、
このふたり、1°のところと355°だか359°のところに背中合わせで立っているようです。
圧は感じるのでしょうが、向かい合ってはくれません。

 口を開けば、お互いのことを第三者に言う姿を見ていて、
嫌っていそうで、お互いを意識せずにはいられない、不思議な関係だなぁ~と思うことです。

 すれ違わず、お互い話してみれば…と思ったり、
読み終わった『キレないための上手な『怒り方』」を貸してあげようかと思ったことでした。