日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

庭先野球 続き。

2015-05-25 16:51:43 | 発達応援
 昨日から頭痛で七転八倒。
右の鎖骨の上がぽっこんと凝っているのですが、なかなか緩みません。

 自分のカラダもメンテナンスせねばですね。

 昨日の庭先野球には、続きというか、前章がありました。

 もう、3ヶ月くらい前でしょうか。
その庭先では父と子がキャッチボールをしていました。
毎日、キャッチボールやバッティングの練習を親子でしているのですが、狭い庭先でのこと。
私の実家の花壇や庭先にボールが飛んでくることもよくあることでした。

 その日、父と子のキャッチボールは、どちらかが取り損なって、
我が実家の物置小屋にボールが直撃し、物置小屋には大きな穴があいてしまったそうです。

 さすがに、これは、と思ったのか、
父と子で謝りにきたそうで、母は
「もう中学生だし、力も強くなっているのよ。庭との境にネットがある訳でもないし、気をつけなさいね。」と
子どもに言い、ばつが悪そうな顔の父親にも「気をつけてね。」と言ったそうです。

 父親と遊んでいて、物置小屋の壁をぶち破ったのだから、
そのことはきっと、夕飯時の話題にもなり、そのうち親しくしているそこの母親からも、
詫びの言葉でもあるだろう、と思い、今回は、まぁ、修理しておくか、と母は思ったようでした。

 ところが、別の用事でその家に行き、そこの母親と話しをしていたら、
物置小屋の壁を壊した子どもが、血相変えて飛んできて様子を見ているそうです。
初め母は「?」と思ったらしいのですが、ハタと気がついて、
「ああ、この子も父親も、物置小屋に穴をあけた件を母親に、妻に秘密にしているんだ!」と気がついたそうです。
そのためでしょう、母親が物置小屋のことについて触れることは、今まで、一度もないそうです。

 そして結局、その子は私の母が来ると、ドキドキするような態度を見せる子になってしまいました。

 その日にあったこと、多少の付合いのある隣の家の物置小屋の壁に穴をあけたことを、
父と子で、必死に秘密にする姿に、私はその家庭の歪さを感じずにはいられませんでした。

 そして、もう、今となっては言い出すには遅すぎる感じになってしまった母と、
「お母さんに言われたら、どうしよう!」と怯えて、卑屈になる子どもを作る原因を作ってしまったね、と
反省することでした。

 怒られることもあるし、褒められることもある。
でも、その怒られることを必死でお母さん、妻から隠す父と子は、
一体、何にそんなに怯えなくてはならないのか・・・。

 一見、賑やかで、大声で家族で合唱などもしている家の闇を見たような気分になりました。