日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

梅仕事。

2015-06-14 19:32:59 | 養生・薬膳
 昨日、今日とずっと雨です。
雨も必要だとはわかっていても、やっぱりお天道様が懐かしい。

 そして梅雨の時期は、20℃以上温度があっても肌寒く感じますね。
その辺に寝転がっていると寒く感じて、うたた寝すると風邪引いたり。
体調管理に気をつかう梅雨ですね。

 子どもの頃は、梅というのは時期が来れば花が咲き、
季節が来れば、実がなって収穫するもので、
ものすごく採れた年の次の年は「裏年やねぇ~」と祖母たちが話しているのを聞き、
梅に採れる年、採れない年があることを知ったことでした。

 今日は完熟梅を買いに行きました。



 とても大きな完熟梅。
これでも、M~Lサイズです。

 梅の収穫も天気、天候に左右されて大変なようで、
完熟梅は最初は6月20日過ぎに収穫です、といわれていたのですが、
収穫が早くなります~、と連絡を頂いて、
急遽、取りに行くことにしました。

 取りに行くと、梅屋さんも収穫後の集荷作業ももちろんですが、
みんなで座って何か作業をされています。
段ボールに入れられて、出荷を待つ梅やちぎられて大きさに分けられるのを待つ梅と
うっすらと甘い香りが作業場はしていました。

 8台ばかりのガス台もあったので、お聞きすると、
熟れすぎたり、傷物と出荷できない梅は、梅肉エキスするそうで、
その下準備の種取りをしているとのこと。

 こう書くとおばちゃんたちがワイワイとやっていると思われるでしょうが、
おじちゃんたちが4人ほどで談笑しながら、種取りをしていて、
なんだか、とても長閑な光景でした。

 また、なんだか罠のようなものも作られていたので、お聞きすると、
ミツバチの巣箱にスズメバチが入らないようにする仕掛けで、
ミツバチが通る大きさの網戸を巣箱の入り口に設置する感じのものでした。

 そんな話しをお聞きしながら、自分の梅が分けられるのを見ていると、
「外は青く見えるけど、中は完熟なんだよ。でも、外も赤いのが喜ばれるからねぇ。」と
避けられるので、「いやいや、自分はそれで充分ですよ。」と頂いてきました。

 家に帰って、ざっくり汚れを取ったらヘタを1個ずつ取り、
全部で5Kgの梅を梅干し用に漬けました。



 梅酢があがってくるまで、ドキドキです。

 あとは、もう少し香りが出るまで待って、梅の酵素を作るのと、
梅シロップを作るために冷凍しました。

 梅干しやたくわん、らっきょう漬け、高菜漬け、味噌、醤油…。
子どもの頃は、祖母や母、大人になっても周りの誰かが作ってくれて、
私はそれをもらって、食べるのが役目だと思っていました。

 作ってくれていた人たちが居なくなり、作るのもしんどくなるお年頃になった今、
食べたければ、自分で作らなければ気に入った味のものを食べることはできません。

 少しずつ、今まで作ってくれた人に、
「味はこうだったかな?」と確かめながら、自分の技にしていけたら良いなぁと思います。

 




 
コメント
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