日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

安曇野プランで算数。

2015-06-01 17:28:15 | 発達応援
 リサイクルで使う紙の紐があります。
この紐は、ちょっとかたくて結びにくく、くりんくりんとなってしまいます。

 その、くりんくりんが良いのでしょうね。
我が家の猫たちが食いつきました。

 数百円するおもちゃよりも食いついてると、ちょっと、うーむ、と思ってしまいますね。

 先日、フォイヤーシュタインのとき、
5月にセミナーに行った、安曇野プランのやり方で、算数の勉強をしてみました。

 ※画像がアップロードがうまくいかず、大きさがまちまちですが、
イメージはできるかと思うのでお許しください。

 初めは、指人形3つ出しました。


(猫は関係ありません)

 「ここにいる、指人形の数だけコップとビー玉お店で買ってきて!」とはじめました。
すると、すかさず「うん。何個買うの?」というので、
「何個買えばいいのかな。自分で数えて買い物に行ってね。」というと、
指で指しながら、「1、2、3。3!」と言って、お店に買い物に行きました。



 しっかりと、コップにビー玉を乗せて、3個分の買い物ができました。

 そこで、本人に「わぁ、人数分買ってきてくれた?」というと、
「たぶん、わかんない」というので、
一緒に、指人形の前にコップを置き、ビー玉を置き…として、ちゃんと人数分買えたことを確認すると、
とても嬉しそうなドヤ顔をしていました。

 
 
 次に、「夜でみんな寝ちゃうんだけど、朝になったら使うから、
寝てる間にコップとビー玉を人数分買っておいてくれない?」といって、
指人形にハンカチをかけました。



「人数大丈夫?」というと「うん!」と力強い返事です。

 そして、さっきのお店に買い物に行ってくれました。
ところが、さっきと同じようにコップにビー玉を入れはじめましたが、
その作業は、3個分済んでも終わらず、そこにあった10個のコップ全部にビー玉を乗せていました。

 見ていると、もう、何をしにきたかの目的を完全に忘れて、
すべてのコップにビー玉を載せる作業に夢中なのがよくわかりました。
そして、予想通り、10個のコップとビー玉を「買ってきたよ~!」と持ってきてくれました。



「わぁ、ありがとうね!」と言って、ハンカチをとって3つの指人形が出てきても、
「あ、間違った!」という表情はなかったので、「人数分、買ってきてくれた~?」と促してみました。
それでも、「うん。」というので、「じゃあ、さっきみたいに合ってるか確認しよう!」というと、
自分からすすんで、人形の前にコップ、ビー玉と置いてくれて、3つ置き終わった後、
少し、間を空けて更に、2巡目を置こうとしました。

 そこで、「ごめーん。人数分、コップ1個とビー玉1個づつしかお金ないの。」と言って、
「もう一回買い物行き直してくれるかなぁ?」というと、
「いいよ」と言ってくれたので、もう一回やりました。

 今度もハンカチで指人形を隠し、「人数、確認しなくていい?」と聞くと、
自分でハンカチをめくって確認し、それを2回くらい繰り返していました。

 今度はしっかり、コップ3個にビー玉のせて3つ分だけ作ると、すぐに、持ってきました。
「よしっ!」、と小さくガッツポーズしていたので本人もできたぞ!という手応えがあったのでしょうね。

 こうやって、数をカラダに沁み込ませていく算数のやり方が安曇野プランです。
ちょっとやっただけですが、作業が飛ぶ様子や数の不確定さや色々なものが見えてきます。

 そして、フォイヤーシュタインのIEの教材とも繋がる、
具体物から抽象概念へ丁寧に導いていく教え方だなぁ~と思います。

 楽しく、数の勉強できるな!とうれしくなる算数です。

コメント
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