
矢沢永吉
と
松本隆
この 異質な組み合わせに驚く。
都会の香り漂う
詩人 松本隆
地方からサクセスストーリーを築くため
のし上がってきた
アーティスト 矢沢永吉
松本隆さんが矢沢永吉さんになりきって詩を書いている点に
松本隆さんの振り幅のある
才能を感じる。
前にも
吉田拓郎のローリング30 という2枚組のアルバムを作ったときの詩の担当はほとんど松本隆さんだった。、拓郎さん曰く
「松本隆を強姦した」
といわゆる乗っ取った
吉田拓郎に仕上げた
そんな意味合いが
強姦した
なんて
少々激しい言葉で、表現されたのだ。
ようは吉田拓郎の気持ちで吉田拓郎の言葉を表現を詩にあらわした
作品として作り上げた作業が「強姦」だったのだ。
では、この「サブエイ特急」
は……
やはり……
永ちゃんが言いそうなセリフ
が歌の中にあるよね……
🎶でも俺は畳じゃ死なねえぞ
ってとこ……
あっぱれなのは
永ちゃんに「畳じゃ死ねねえぞ…」
と言わせたところかな
ロックンローラー矢沢の口から
畳という和の言葉のミスマッチがこの歌の勝利。
闇の地下鉄から
地上に這い上がる
そんな
上昇志向の思いも併せ持つ
この歌は
永ちゃん初期の頃の名曲でもある。
どうしても負けられない
退路を絶った男の生き様が
この歌には込められてる。