
風 三番目のアルバム
ウインドレス ブルー
風の世界観に馴染めないなぁ〜
なんて言ってた僕の心を引き戻してくれた歌。
すこしサウンド志向が強くなり
風の世界観も変わったきた。
セカンドアルバム
(時は流れて)
はアコースティックサウンドがまだ軸にあった。
前にも書いたけどファーストアルバム
は実験版みたいな
おもちゃ箱のような
『風』としての
お披露目アルバムだったから
気軽に楽しめた。
そこからどっちにいくの?
って時に
セカンドアルバムは
フォーク系の大人しめ
の印象へ、
それはそれで悪くなかった。
大好きな『北国列車』など名曲揃いのアルバムだし、
多分その路線は続けれなかったのだろと…
必然的にサウンド志向に
いかざるおえなかったのだろうと…
どちらかといえば正やん
が大人しめ 暗めなので
詩の世界まで
くらいと、なんだかなぁ…と
なってしまって
『あの歌はもう歌わないのですか』の時あたりは
馴染めなかったし、
22才の別れ からの
あの雰囲気の路線を続けるとなると
やはり
暗めの悲しい情景を表現する
詩の世界になるのだろうなぁと
思うのだが…
正やんの新しいサウンドのヒントは
過去に遡って辿ると
『かぐや姫 LIVE』の中に
書き下ろした
(ペテン師)
じゃないかと思う。
バックバンドをつけての
アコースティックではない、サウンド。
あれはあれで
なかなか
いい意味で期待を裏切った
正やんのやりたいこと
新しい音だったのだと思う。
あの延長線に『風』
の活動と世界観がつくられたのだと
…
揺り戻し 引き戻しを得て
もう一度 やりたいことをやるスタンスでの三枚目。
ウインドレス ブルー
『地平線の見える町』.は
垢抜けた感じで
カラッとしたLAサウンドっぽくて好きになった。
「ささやかなこの人生」と同系の雰囲気のサウンドは
むしろ僕は好きなサウンドになってきた。
時代はニューミュージックのいわゆる
アコギだけの狭い世界観で綴る歌だけの
フォークのそれ
から
変わっていっていた。
その変化に敏感にまた
その流れの中を行った 『風』
軽やかに
しなやかな
女の世界より
男の世界の詩も出てきて
それこそ
正やんの歌の世界とは、どちらかというと本人歌唱の場合は、
男の世界を歌った歌の方が、
僕は響くのだ。
(あいつ)とか
(北国列車)とか
この(地平線の見える町)とか
女性系
と
男性系
の詩の世界
に分かれるし作り方もあるけれど、
実は男っぽい正やんだからこそ
男の世界の歌の方がしっくりくるのでは
ないのだろうか。
この歌は
アコギのグループを組んでコピーやらオリジナルをやってた時期に
メンバーの一人が
これを歌ってくれた。
初めて聴いた後
いい歌だなぁ〜〜と
関心したのを覚えてる。
ギターが、弾けるようにカッティングとビートが効いて
誰の歌なんだろと
聞き返したら…
『風』の三枚目のアルバムに入ってる
(地平線の見える町)
だったのだ。