明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

チューリップのアップリケ 岡林信康

2018-10-17 15:16:16 | 僕の音楽日記
岡林信康から吉田拓郎へ
時代のオピニオンリーダーが変わり……

なんて見出しが飛び交う中で
遅れてその流れを知った僕。
リアルでの体験より
全てが収まり切った
祭りのあとに
ひょっこり
現れた場違いな
観衆のような僕だった。

その時代に乗り遅れた
僕だった。
でもそれはそれで
仕方のなかったことだから……

僕は
貪るように
そう、
ホントに貪るよう
彼ら音楽シーンを彩ったアーティストを
遡るように追いかけた
時代を巻き戻すように……


そこでやっぱり
岡林信康って
なんだろう
彼の歌は……

拓郎から岡林信康へと辿り着いた
ひとしきり拓郎を聞き終えて
いざ!
岡林信康
って感じで
聴いた曲
「チューリップのアップリケ」

まず 声が思ったほど
ささくれてなく、
綺麗な優しい声

いささか拍子抜け……

時代を観衆をアジデートしたとされる
歌達も
ある意味マスコミが
そのような位置づけで扱っていたのでは
ないだろうか?

だから
そんな操られるくらいなら
消えて仕舞えと
ばかり
活動を休止した時期もあった
岡林信康さん

利用されるのは
まっぴらごめんとばかりに……

歌までも……
その自由さを失いかけていた

こんな悲しい物語の歌を歌う
そのものに
衝撃を受け
岡林信康さんの世界は
吉田拓郎さんの世界とまた
違った色合いを僕に投げかけた。


まだ悲しい歌があって
それも聴いた

「手紙」だ

被差別出身の彼女との付き合い
を引き離される
恋愛の歌
痛い現実をあからさまに歌う
岡林信康さん


沈殿物をかき混ぜて
わざわざ投げかけるその問題
あえて声を上げて
作品として
上げた。
それも自由さの中で
不自由な世の中を歌の力で変えられないのだろうか?
とする
思いなのだろうと……

いつぞや
三重県から奈良県へ山越えしていく道すがら
つづら折りの細い山道のところどころ
横断幕が貼り付けてある箇所が何ヶ所も
あった。
その時
意味やその経緯めいた
ことも
深く知らないでいた僕だった。

差別反対 人権を守ろう
何何 と書かれた横断幕

??なんのことだろう
こんな山の中でポツリポツリとある集落を抜けながら
峠越えをする道すがらだ

確かにそれは存在していた事実

だからこそ
「手紙」
にしても
「チューリップのアップリケ」にしても
その悲しさは
恋愛ででてくる悲しさとは質が違う
重く 深い
人間の業のようなもの……


ある種あの時
この歌たちは
僕は聴いちゃ
いけない歌だったんじゃないか?

投げかけられた
その問題に
心を重くしたそんな記憶がある。




帰ってきたウルトラマンの歌 団次郎 みすず児童合唱団

2018-10-17 07:20:06 | 僕の音楽日記
1971 小学生の3年生頃か?
 
あの ウルトラマンが
帰ってきた。
 
ウルトラセブンが終わって
3年後
 
ソロバン教室に通ってた僕は
K林くんと
その話題で持ち切りだった。
 
「今度 ウルトラマン放映するみたいだね」
「うん 何かスケールアップしてるみたいだよ何もかも、」
当時情報は
子供雑誌からしか
得られなかった。
全ての雑誌を買うことは不可能なので
各々が買って読んでる
または、立ち読みして
得た情報をお互い持ち合い
話す時の
あのワクワク感はなかったなぁ
 
期待に胸を膨らませ、
待ちに待った
「新マン」
の放映開始日!
 
とにかくぶったまげたのは
OPの歌だ!
 
作曲 すぎやまこういちさん
 
「帰ってきたウルトラマンの歌」
イントロがいい!
凄い!
今思うと
ソウル、R&B
ベースラインが
心沸き立たせる
感じ
ウィルソンピケットが歌い出す感じ、
 
こんな粋でカッコイイOP曲はウルトラシリーズでは
帰ってきたウルトラマン が群を抜いてる。
 
歌ってるのも主演の郷隊員 役の
団次郎さん
 
これも初の事。
 
劇中に流れるBGMも凝っていて
「ワンダバ」と呼ばれる MATの活躍のシーンに流れる曲やら
怪獣との戦闘シーン
「夕陽に立つウルトラマン」など
好きな曲が流れてる
 
主役 物語
音楽
と全て魅力的に始まった
「帰ってきたウルトラマン」
ワクワクがまた始まったことを覚えてる
 
確かに放映開始時刻は午後7時頃だった気がする。
習い事ソロバン教室を当時見たい番組の時友達と申し合わせて
休んでまで見たかった
そんな思い出がある。
 
見逃せない今度の第何話 、ソロバンどころじゃないよね
なんて……
言いながら
 
夕飯食べて
テレビを見るだけの状態にしてテレビの前に鎮座して
食いつくように見ていた。
 
親父が19時のNHKのニュースを見たがって
いつもブツブツ言ってた記憶が……
 
今になって
その気持ちが分かる。(笑)
 
ニュースは大事だからね
 
でも
あの頃の僕たちは
夕陽に染まるウルトラマンと怪獣との戦いが
すぐそこに現実に行われてる、中継されてるかの如くに
見逃せないテレビ番組となっていた。
 
あの頃
陽が沈むまで夕焼けを見ながら遊んでいた。
その景色にウルトラマンを投影して
現実と妄想の世界を行ったり来たり
夢の続きをずっと見ていた
ウルトラマン。
 
それから
等身大ヒーロー
仮面ライダーが出てくるまで
もう少しのあの期間。
 
夕陽を見上げ
空を見上げ
ウルトラの星を探してた。