人生アラカルト

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名優の死と共に考える

2016-10-24 23:26:41 | 80はミステリーゾーン
俳優の平幹二朗さんが82歳で亡くなった。
名優の死を惜しむとともに、死因はなんだったろう、
と考えた。

どこか悪かったのだろうか。
独りでお暮しだったと聞く。

先日、上越市帰る途中、金沢で高校時代からの友人
に会った。彼も独居老人だ。

金沢で頑張って、名の有る実業家に成功している。
しかし、一人暮らしは長くなり、ついに老人ホーム
を手に入れたとのこと。しばらく、自宅と行ったり
来たりの生活をするが、そのうちホームにはいると
いっていた。

「あんたは料理が出来るからいい」とうらやましが
っていた。いまでも会長職をこなして毎日出勤して
いる。会社に食堂があることは彼には重大である。

が、問題は煙草から縁が切れないでいることだ。先だ
っても、足の大動脈を詰まらせ入院した。「煙草のせ
いかもしれん」といっていた。

昼だけ会社の食堂で取っているが、料理ができないと
いっていったので、あとはおして知るべし。

ああ、その方がいい。ホームの食事なら栄養の心配は
なさそうだから。

彼は私より先輩で、私も老けたが、彼の顔のしわが気
になった。

かれは金持ちだから、どかんと一時金を積む豪華老人
ホームに入るに違いない。

82歳の訃報を聞くと、つい自分の健康状態と比べる。

がんも経験し、いろいろ勉強した結果、人間そう簡単
に死にはしないことが分かった。

当分、友人も生きているだろうし、私もしばらく大丈
夫と思っていたら、会社時代の同僚が亡くなったとの
連絡が来た。

11月に孫の結婚式でフルートを吹こうと決めた。でも、
孫はまだ返事を寄越さない。

彼女はまだ、私の「ウデ」を知らないから、迷ってい
るのだろうか。