人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

かっこよかった平尾ラグビー

2016-10-20 18:21:51 | 80はミステリーゾーン
ラグビーの平尾誠二さんが逝った。
平尾さんの姿はいつも輝いていたし、か
っこよかった。

ボールを持って敵陣に突っ込んで行く。
あるいは敵陣の壁をかいくぐってゴール
するラグビー。汗臭さを発散するこのス
ポーツがずっと好きだった。

近くに伏見工高があるので、練習もみた。
平尾さんは山口良治監督のもと全国優勝し
た話はあまりにも有名であった。

徹子のインタービューで、ラグビーの魅
力について「ボールを持って走ること」
と答えたことに原点をみるし、同感する。


私はラグビーファン。
ご冥福を祈ります。




声をかけて無視されてもー

2016-10-19 22:39:05 | 80はミステリーゾーン
「お帰り」
マンションに帰ってくる児童とエレベーター
に乗り合わせると、私は声をかける。

にこっと笑う子もいれば、無視して返事のない
子もいる。

新聞の投書欄に「あいさつせぬ子」を巡って
読者が意見が交わされていた。

背景として、「知らない人から声をかけられ
たら逃げろ」と最近の子供達は教えられてい
る。さらに、「大人だったら、大人に聞くは
ず、小さい子に聞きはしない」という念のい
れよう。

こうなると、大人も子供も声をかけてくる大
人は、全て怪しいことになる。

意見を述べる一人は「身を守る子供なりの努
力」と仕方ない派。

2人目は、あいさつのない社会を危惧する。

3人目は、自分で「怪しい人」かどうかを判断
している14歳。あいさつされて安心する子も
いるという。

75歳の女性は「見知らぬ人にあいさつをする
なではなく、しっかりあいさつのできる人間に
なりなさい」とびしっと言う。

私もこの意見に同調したい。

「人を見たら、泥棒と思え」との言葉はいつの
時代もあったが、ことわざの一つだった。今は
《かどわかし》を真剣に子を諭す。

大人は風評に気を取られ、大事なことを忘れ
ていないか。これ私の意見。



過去の栄光は収蔵棚にしまっておいて 

2016-10-17 22:36:02 | 80はミステリーゾーン
11月に上越のフルート教室で発表会が開かれるが、
私も出ることになっていたが、身体不調で参加でき
なくなった。

そのために、フルートの先生にお断りに行って来た。
初めてのケースだ。
残念なり。

テーマを頂き、かなり練習した。
でも、気持ちはがっくりだね。

風邪が引いた程度と考えていたが、笛の息が続かない。
一曲完走できないでいるから、しょうがない。

私はどんなレベルの高い曲でも、与えられるたら、なん
とかクリアしてきた。

先にテニス仲間と演奏した「そこにあなたがいてくださ
ることは」は、忘れることができないほど、好きな曲で
ある。宇治の教会で演奏した。テニス仲間が来てくれ、
ご褒美の拍手をもらった。

なんという充実感。
楽器を趣味にすると、これ、これがある。

作家の内館牧子さんが新聞で語っていた。
エリート会社員は定年の着地が下手であると。いつまでも
過去の栄光を引きずるから。


過去に歩いたサリーマン時代の自慢話は、収蔵棚にしまっ
て置き、新たに趣味を始めたり、サラリーマン時代に培っ
た技を自分流に伸ばしてゆくと、長いシニア時代を生きて
行く方法が見つかるかも。いつまでも過去にしがみつくこ
とはなくなると思うよ。

教会の演奏会も自慢話だって? 
収蔵庫にしまうことにしよう。


人の声がして、深草はいいところなんです

2016-10-17 06:37:03 | 80はミステリーゾーン
私のマンションは深草の龍谷大学の隣にあります。
住んでいる10階の上も下も年配や老人が多く、
しかも、一人暮らしの人がほとんどなので、夜な
んか「しん」としています。

でも、マンションのに大学のアーチェリー練習場
があって、たまに試合があると、学生たちの声が
響きます。また、外の出ると、勉強に来ている外
国人の会話が聞こえます。

スーパーなど近所にあって、人通りは多いのです。

そこで、今朝の「折々のことば」に佐藤愛子さん
の「町の音はいろいろ混じっている方がよい」に
同感しました。

言葉を続けると、うるさいくらいの方がいい。そ
れは我々の生活に活気がある証拠だ。

佐藤さんは、「黙々」と物を買い、支払い、袋に
詰めて去るスーパーの静けさを、逆に不気味に思
っています。

随筆集「九十歳。何がめでたい」から抜き出した
街の風景です。

うちのマンションの中庭には子供の遊ぶ声がし、
学生たちの叫び声が新鮮に聞こえます。


このあたりは、いいところなんです。

再び 「そこにあなたがいてくださることは」

2016-10-16 06:42:42 | 80はミステリーゾーン
そこにあなたがいてくださることは

そこにあなたがいてくださることは なんと素敵なことだろう
そこにあなたがいてくださることは なんと素敵なことだろう

庭で木の実が 小さな音をたてて落ちた
風が窓をたたいて通り過ぎて行った

そんなことがうれしい
そんなことがうれしい

いつものように顔を洗う音 廊下を歩く足音

そんなことがうれしい
そんなことがうれしい

あなたが部屋で本を読んでいる
なにか書きものをしている

そんな気配がうれしい
そんな気配がうれしい

月の光に 花壇のバラが震えている
遠くで虫の音がする

そこにあなたがいてくださることは
なんと素敵なことだろう

そこにあなたがいてくださることは
なんと素敵なことだろう

ラララララララララララララララ ララララララララララー

you tubeではソロとコーラスで歌われている。
フルートが合奏し、アクセントをつける。
曲はこの詩のように、淡々と流れる。
全60小節の歌。やや長い。

ただ、ただ、「そこにあなたがいてくださることがうれしい」、
という歌。

4年前、私がフルートを吹きました。
良い曲なので、忘れてはいけないと思い再登場させました。


PTAコーラス「そこにあなたがいてくださることは」 交歓会

死ぬほどつらかったら、逃げろ

2016-10-15 06:05:04 | 80はミステリーゾーン
過労自殺者を出した広告最大手。ついに労基法違反の
疑いで労働局が検査に入った。
広告代理店は、名を表にだす新聞社やテレビ局と違っ
てマスコミの財政を支える。

自殺者を出した広告代理店は、私の学生時代から仕事
も社員たちも、”猛烈”で知られていた。

私は就活で、先輩を頼って見学に行ったことがあった
が、結局就職したのは新聞社だった。ところが新聞社
も”猛烈”であった。地方大学でさほど苦労なしで育っ
た学生には「殺されるか」と思うほど。

単なる仕事の内容のきつさだけでなく、人間性も変え
られる厳しさがあった。

ところが、慣れてくると仕事が面白く、比較的自由な
社風にも助けられ、ついに定年まで勤めた。

なかには、仕事になれず、記者をやめた人もいたが、
自殺者はなかったように思う。


仕事がきついと思ったら、自殺せずに辞めればよかっ
たのに。そこまで、現場は悩むことはない。
死なないで、逃げ道を探しましょう。




古代詩人の手法に納得、ディラン

2016-10-13 18:59:23 | 80はミステリーゾーン
去年亡くなった友人は、ボブ・ディラン氏がノーベル
文学賞をもらったことを知らない。

かれから、フォークソングについて聞いたことがあ
るから。ボブ・ディランについてほとんど知らない。
でも、ノーベル賞が与えられたことは、面白くない
ニュースにうんざりしている昨今、夢のかけらをお
すそ分けしてもらった気持ちになる。

受賞の決め手は、ディランは古代ギリシャの詩人・
ホメロスを引き合いに出したことで、ディラン氏に
一歩近づいた。

瀬戸内寂聴さんが死刑制度についてメッセージを出
したところ、ネットで炎上しているとのこと。

「人間が人間を殺すことは一番野蛮」このあと「殺
したがるバカどもと戦ってください」

このバカどもを、犯罪被害者ととられたようだ。
寂聴さんの意図は死刑制度を続けている国に対して
のものあることは明白。

寂聴さんは「もの言えば唇寒し秋の風」といい、
「だから、長生きは厭なんだ」とおっしゃる。


昨日伏見の街を歩いていた。お寺の庭に植わっている
柿の木が見えた。柿は沢山成っていたが、葉っぱを落
としても、そのまんまの姿。



鳥もよりつかない。多分渋柿か。

その横に、さっぱり散髪した樹木。



近くには、豊かな水を集めてとうとうと流れる疎水。

そこで一句といきたいところだが、さっぱり出てこない
から、やめた。




後期高齢者でいいではないか

2016-10-12 05:25:06 | 80はミステリーゾーン
新聞の投書は一方的に、自分の意見を投げつける
ものであったが、新聞社で再利用を考えるように
なった。

《後期高齢者》という呼称について。

呼称について違和感ありという投書。65歳以上
を「シルバー・エイジ」、75歳以上を「ゴール
デン・エイジ」にしてはどうかと。

一人目は、「光輝高麗者」に。
二人目は、ある施設では90歳以上を高齢者と決
め、ほかはお祝いする側に回り、90になるのを
楽しみに待つ。
三人目は、「後期」がなぜいけない。「末期」より
まし。「後期20年」「後期30年」と長生きの自
慢をすればよい。
四人目は、「70過ぎたら余命」。堂々と「末期高
齢者」を名乗ろう。

そしてわたくし。「ほんまの老人」を実感したのは
80であり、いろんな意味で悟った。少な目ではあ
るが「75で後期高齢者」とはよくぞつけた。

「進歩はこの辺で」ー佐藤愛子さん

2016-10-11 15:42:18 | 80はミステリーゾーン
「九十歳。何がめでたい」
佐藤愛子さんの本が売れているという。

早速、買って来た。
一気に読む。

90になって。世間がスピードが速いと困っている
風だが。

「来るか?日本人総アホ時代」の項。
「個人番号をスマホにかざして情報を読み取る」とい
う新聞記事を見て、スマホってなんだ。

スマホ一台で、電話、カメラ、時刻表、知りたいもの
皆分かる。

「そんなものが行き渡ると人間はみなバカになる。調
べたり、考えたり記憶したり、努力しなくてもすぐに
答がでるんだもの」

「新幹線が三分早くなる。なんやそれ。開通以来無事
故がよっぽどめでたいわ。我々の生活は十分に向上し
た」

「もっと便利に。もっと早く、もっと美味しいもの、も
っと、もっと。でも、《進歩》はこの辺でいい。進歩が
必要だとしたら、それは人間の精神力である」

人生の先輩は自らをなげいたり、ぐちったりするほかに
後に続く者たちに提言を忘れない。

昨日と今日の私は違うー篠田桃紅さん

2016-10-10 08:47:26 | 80はミステリーゾーン
篠田さんは103歳です。

画家。水墨の大家と知っているけれど、調べてみる
と大きな美術家でありました。

知ったかぶりはやめて、まず本を読めです。
「一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも
面白い」はいま50万部を超えています。

テレビでも、観たことがありますが、一本、すーと
筆を走らる。何本も書く、それとも描く。

すごい。和紙に黒いすじ。



新聞で篠田さんの一面を見ることができます。

「お変わりなく」と云われることがいやなんだそう
です。

「昨日と今日で私が同じはずがない。いつも進化して
いる。馬鹿にするなっていいたい」

歳をとると、終末ばかり気になる私。退化の道まっし
ぐらだと思っているのに、篠田さんの激しい言葉に、
遠くから脱帽です。