アメリカン・ブルーです。
前回、日帰り温泉で訪れて以来、
季節は、7ヶ月が流れ、春と夏を超えて、すすきが笑って手招いておりました。
また、趣が変わるものですね。
鶴の湯に泊まるなら、やはり、この黒塗りの壁の部屋・・・「本陣」
そう思っておりましたが、ここは特別人気が高く、おそらく、半年は待つことなるかもしれません。
囲炉裏と洗面台とが付いているそうですが、
TVも冷蔵庫もありませんが・・・音と言えば隣の部屋からの会話付で、プライバシーも無いかもしれません(笑)
私達のために残っていた部屋は、おそらくキャンセルが出たとしか思えませんが、
タイミングよく電話で取れました。
1号館と言う所の、「楓」という2階の角の部屋でした。
窓から見える温泉の配置です。
このほかに、前回紹介した混浴大露天ぶろや、宿泊者しか入れない隠れ露天風呂や、子宝の湯・・・
過ごしてみると、湯めぐりには、ここが一番便利な部屋だったかも!!
そんな気がしました。
日頃、時間に追われ過ぎてている夫ですので、
30分もぼ~~っとしていることが手持無沙汰で困難で・・・(笑)
さっそく、子供が隠れ基地を探検するように、館内を探検したり、温泉にひとつずつ入ってきたり、
その都度、隊長の私に報告してくれました。
興味のある方は、鶴の湯 こちらからどうぞ~♪
午後3時にチェックインして、6時半から夕食・・・
その間に、私も、ゆっくり、各所の温泉巡りをしてみました。
混浴露天風呂は、さすがに満室のその日、混んでいるようなので、
今回は止めて、女性専用の露天風呂を楽しんできました。
泉質は一緒のようです。
写真はネットからお借りしました
前回は月曜日の露天清掃日のラッキーで、貸し切り状態だったので写真を撮って来れましたが、
今回は、宿泊客でいっぱいで、もちろん、温泉の写真はありません。
ここで出会った埼玉県春日部から新幹線で来たという女性と話をしました。
「この女性専用の露天風呂にどうやってきたか?」ですが、
面白いことに、そんな話をしだしたら、周りの皆さんまでも話に参加してきて、
「迷路のようでわからない~~」
皆さん、一様に同じことをおっしゃって、大盛り上がりしました~(笑)
最近、温泉には良くゆきますが、知らない間柄で温泉の湯舟でこれほど盛り上がったのは初めてです。
いつも一人で静かに入っている私は凄く楽しかったです
3時から、探検してきた夫の情報やら、
実は露天はもちろん黒湯も白湯もシャワーもないし、石鹸やシャンプーも使えません。
「内湯と言う所にはシャワーが付いていて、備品のシャンプーも置いてありますよ。お湯も熱いです。」
それまでに自分が見つけた場所を話をしてあげて、とても喜ばれました。
翌朝、その女性が、3号館から私の泊まる1号館まで来てシャンプーをして帰るところに出会いました。
これから田沢湖へ寄って帰るというので、
「みそたんぽ」食べて帰るように話しました。
「行ってみます!!必ず!!」笑顔で別れました。
鶴の湯の夕飯です。
山の幸がいっぱいです。
名物の「山の芋鍋」は、囲炉裏があれば、そこで出されて良い感じなのだと、
夫はそれを私に見せたかったのだと思います。
山菜料理と岩魚料理。
実は、夫は、昔はほとんど魚介類を食べませんでした。
30半ばから病気をして、そこからお酒を覚えて、
全国各地を出張で回る仕事でだんだんいろんなものと出会って、
今では、余程のもの?以外は大丈夫になりましたが、
やはり昔の名残でしょうか・・・川魚にはかすかに抵抗します。
しかし、私が「ここの岩魚、全然美味しい~~♪」
そういうと、「どれどれ~(._.)」・・・「美味しい!!」
少し太っていて身がいっぱいで食べ応えも良く、夫も完食しました。
映画村のセットような異空間に迷い込んで、
この何でもある不便を廃した生活を営みながら、なぜ? 多くの人がこぞってここを訪れるのか?
川のせせらぎと言うけれど、
夜中は大雨が降ってるの?そう思うほどの川の音・・・
ギシギシを廊下を誰かが歩く音・・・
時には、秘湯に忍び込むややや・・・・?
そこを超えても「癒し」の世界にはるばる遠くからやってくるところ。
ランプの宿・・・鶴の湯
一度は行ってみたい温泉として、あなたの心の隅に。。。