アメリカン・ブルーです。
「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美人を花にたとえた言葉が有名で、
中でも、芍薬はすらりと立ち上がった和装の美人を想像させる花のようです。
ヨーロッパでは、そんな芍薬を「五月のバラ」と言うそうで、
香りがバラの甘さにグリーンをたしたような・・・そんな表現から来るようです。

シャクヤク園があるのは加美郡色麻(しかま)町
東北道大和ICから車で20分程のところにあります。
例年より2週間ほど早い開花のようで、
シャクヤク祭りも繰り上げて行っているとのこと・・・
見頃も今週末が最後という情報で向かってみました。


およそ10000株の芍薬。
花言葉の「はじらい」「はにかみ」「清浄」のイメージとは少し違って、
とてもあでやか、華やかに見えましたが、
夜には花が閉じてしまうことから、慎ましやかな花の印象がその言葉を表しているようです。
たくさんの美人の中から、今日の「ミス芍薬」を選んでみました。


柔らかな花びらが、優しさを歌っているように見えます。
芍薬は、漢方の生薬で、乾燥させた根に効果があります。
冷え性、貧血、更年期などの婦人病全般に効くとのこと。
女性の強い味方のようです。
私も、漢方クリニックでお世話になったことがありますが、
最近また少し貧血気味を感じています。
改善できるものがあれば・・・食生活を見直しています。

実は、行き先を「色麻町」と夫に告げた時、
「? ルナは大丈夫か?」
そう聞かれましたが、「シャクヤク園だもの大丈夫でしょう~」
そう言えば・・・色麻町はかつて・・・
予想的中で、「ワンコNG」


ルナは車の中で待機となりました。

駐車場へ戻ってから、傍の草はらにルナを遊ばせていると、
近寄ってきた女性が居て・・・
「可愛いねぇ~」そう言ってくれましたが、
実は、彼女は数日前に同じ犬種の女の子を亡くしたそうです。
12歳だったそうですが、糖尿病で2年間毎日頑張ったけれど・・・
そう言っていました。
私も同じような経験があるので、気持ちが解ります。
同じ犬種の子にだけ目が行くのです。
いつもなら、声をかけてくれた方にいっぱい近づいて撫でてもらいたいルナですが、
今日は妙に遠慮がち。。。
きっと、彼女の傍に、ルナには見えるその可愛い子がまだ寄り添っていたのでしょうね。

芍薬の花に癒されに来た・・・そんな人にも出会いました。