こころの染織

ひと針ひと針心を繕います。
第8章・・月あかりの散歩道・・・私とルナと一緒に月に想いを馳せて散歩しませんか~♪

ジブリの曲に乗ってサプライズ♪

2016-07-23 12:10:28 | ウエディング

アメリカン・ブルーです。


前記事にはたくさんのお祝いメッセージを頂き、
あらためて、嬉しさがこみ上げてくる想いです。
いつもここに集ってくださる皆様の温かさ・・・感謝しています。
今後とも、二人を見守ってくださいますよう・・・
よろしくお願い致します。






さて、昨日、ともちゃんのお母さまから、
ご親戚の方が撮影してくださったという写真、
早々に、可愛いファイルになって送られてきました。
私はさすがに花婿の母がカメラを持って会場を走り回る訳にも行かず、
そんな余裕も勿論なかったので、
最初から、甥に修理から帰ってきたあのカメラを渡して、
いっぱい撮ってくれるように頼んでいました。
甥は真面目な性格なので、食事もそこそこに、
一生懸命、私の期待に応えて写真を残してくれました。
感謝しています。


しかし、写真と言うものは、撮り手と角度が違うと全く面白いもので、
あら~と思えるものがたくさん入っておりました。
その中から、2~3枚、お借りした写真も交えながら、
今日のお話をさせていただきます。





どうやら、結婚披露宴には、テーマがあったようで、
披露宴の始まりに、「本日は、ジブリのテーマ曲に乗って進行させていただきます。」
そんな司会者からの挨拶で始まりました。

披露宴会場の入り口には、手作りのウェルカムボード・・・
大好きなジブリで歓迎していたようでした。





また、席の方には、ひとりひとりに手作りの名札が置いてありました。
もちろん、ともちゃんの作品です。
私のは黒猫のジジ。
とても好きなキャラクターです。
夫のは「紅の豚」ポルコ・ロッソ。
ともちゃんが一番好きなキャラクターだそうで、80人の出席者の中のレアキャラ
2つしかないうちのひとつだったそうです。
もちろん、もうひとつは、彼女のお父様のテーブルに!!
結婚前まで幼稚園の先生をしていたので、
こういう事はとっても得意です。
今は、家から通える近くの保育園で、
子育て世代の働く女性たちの強い味方になって頑張っています。


披露宴では、新郎新婦の入場からジブリの曲が流れ、
子供の頃からの写真がスライドで浮き上がると、
そんな時のバックの曲もジブリの曲。

私のようなすでに古い人間にとっては、
カントリーロードは英語で口ずさむオリビア・ニュートンジョンなのですが、
一方では、息子といったい何回見ただろうという一番好きな「耳をすませば」の日本語版。
魔女の宅急便の「やさしさに包まれたなら」
そして、今日も頭の中をぐるぐる流れる曲は、
やっぱり「風立ちぬ」のユーミンの「ひこうき雲」です。

年齢を超えた、誰にでも聞き覚えのある曲を選択していたことも、
会場の雰囲気を和やかにしていたかもしれませんね。





「新婦がお色直しで中座します・・・」・・・そんなアナウンス
私達が「花嫁」だった遥か昔・・・(笑)
御仲人さんと言う方が必ずそばに居て、
そんな時も手を引いて一緒に中座してくださったものです。
いまは、そう言う方が居ないので、
前日の晩、両家の食事会のところで、
「エスコート役をサプライズでお願いしようと思うんだけど、
やっぱり事前に頼んだ方が良いのかなぁ~」
息子がそう言っていたので、「サプライズならいいんじゃないの?」
軽い気持ちで答えました。

ともちゃんのエスコート役は妹さんだったのです。
「えぇっ
とっても仲の良い姉妹で、しっかり手を繋いで、
キャッキャきゃっきゃと楽しそうに嬉しそうに、
サプライズが十分に演出になって、会場を後にしてゆきました。

そこからは、歓談の時間になって行くので、
私も、少し目の前のおいしそうな食事に手を付けて、
それから、ともちゃんのご親戚の方へご挨拶に行きました。
鹿児島・宮崎から来られたご家族はとてもにこやかで、
私を歓迎してくれました。
そこで少し話に花が咲いた頃・・・・

「新郎のお母さま~

 誰かが呼んだような???

「お母様、呼ばれていますよ!!」
「えぇっ





「新郎のエスコートはお母様にお願いします。」
そんな声が聞こえてきて、サプライズ!!って、私だったの~

「どんなお母さまですか?」
司会の方がそう息子に尋ねると・・・
「優しくて、いつも私の味方になってくれた母です。」
しばらくぶりでしょうから、是非、手を繋いで・・・
そう言われて、本当に何年振りでしょうか?
しかも、私がエスコートするのではなく、まるで、息子に介護されるがごとく(笑)
手を引かれて、会場を回りました。
きっと、これが息子が考えた私への「最高のプレゼント」だったのでしょうね。
思わず、涙があふれ、いろんな想いが駆け巡りました。





実は本当のサプライズはここからでした。
母の日の贈り物に添えられていたともちゃんの手紙に、
「私は両親への感謝の手紙を読むことになっているのですが、
もしよかったら、まことさんへドッキリのお手紙を書いていただけませんか?」
そんな依頼が来ていたのです。
しばらくかかって、その手紙をしたためて、
先日、船橋へ遊びに行った折に、そっとともちゃんに渡してきました。


まことへ・・・

そう書きだして、司会の方の抑揚のある流暢な朗読で、
中身以上に素敵に読んでいただけて、
息子の友人たちが胸がつまる息子の姿を見て、一緒に泣いてくれたようでした。
これで、息子もともちゃんへお願いして、
母は、一歩下がった所から見守ることが出来そうです。


今日も、私の頭の中で、「ひこうき雲」が奏でられ、
優しい時間を取り戻しています。


コメント (24)
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