9月の始めはこんなもんでしょ。
私はじっくり買いが出来て、こういう時も好きです。
[東京 5日 ロイター] 東京株式市場では、日経平均が大幅続落。米国株高を受けて堅調にスタートしたものの、このところの壁である1万6500円台で跳ね返され、上値の重さを印象付けた。ドルが朝方の116円台から115円台に振れたこともあって後場には先物主導で売りが加速。相場はほぼ全面安となり、日経平均は1万6100円台に下落した。
東証1部騰落数は、値上がり161銘柄、値下がり1509銘柄、変わらずが46銘柄。
注目された米ISM製造業景気指数は事前予想の範囲に落ち着き、連休明けの米国市場ではダウ工業株30種が91.12ドル高。外部環境に恵まれた東京市場では輸出関連株を中心に買いが先行する好調なスタートを切った。
しかし、日経平均はこのところ、1万6500円台で上値を押さえ込まれる展開が続いている。きょうもこの水準で跳ね返され、関係者が上値の重さが改めて意識する形になった。「ISM製造業景気指数で安心はできない。サブプライム問題が景気に反映されるためにはもっと時間がかかる」(ファンドクリエーションのインベストメントアナリスト、木下晃伸氏)との声が聞かれた。
その後、ドルが朝方の116円台から115円台へと円高/ドル安に振れたこともあって、先物主導で急速に売り圧力が強まった。市場では「先物は短期取引が主体になっており、ポジションがそう傾いていない。このため、相場が動きやすいほうに仕掛けることになる。地合いの悪化した今は、下のほうが仕掛けやすい」(準大手証券)との見方が出ていた。日経平均先物9月限は後場だけで9万2000枚を超える大商いとなり、日経平均を1万6100円台に押し下げた。
個別では、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>など銀行株が軟調。新日本製鉄<5401.T>など鉄鋼株も売られた。トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>など輸出関連も総じて安い。ただ、ソニー<6758.T>は堅調。