社長秘書も納得!「メンツにこだわる」人ほど尊敬されないという事実【現役社長秘書が語る 部下に慕われる上司、嫌われる上司】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
年俸更改の時期が迫ってきたある日、W専務が、財務担当のY取締役と話していた。
「今度、年俸は上がるんだろうね?」
もともと愛想のよくないY取締役だが、怪訝そうな顔をして答えた。
「減益を迎えている状況ですから、社員たちの賞与も減らしています。人件費の総額も増加傾向にありますから、今期はなんとしても削減しなくてはなりません。それに全社をあげて業務の見直しと残業時間の低減に取り組んでいるところですから、当然役員報酬の増額はありません」
「あっそう、それじゃあ家内に示しがつかないなぁ。みっともないよ」とブツブツ言って出て行った。
(家内に示しがつかない? この状況で何を言ってるんだろう? むしろ経営の責任をとって、報酬カットを10%にするか20%にするかを我がボスたちは考えてるというのに、会社の現状をわかってるんだろうか)
秘書課にきてから10年近くが経った今、過剰なまでにメンツにこだわる人ほど、社員たちからはあまり尊敬されていないということに気がついた。そう、あんまり評判のよくない人ほど、地位やメンツにこだわっているような気がしてならないのだ。
「会社の現状をわかってるんだろうか?」
「分かっていないからトンチンカンな言動をするのだと思う」
「また会社が大きくなればなるほど、全てを把握する事は不可能」
オイラを叱咤激励してくれる秘書課マンは「出来る人の共通点は、おごり高ぶらず、頭をたれる稲穂かな、のスタンスをとる人が多いと思うのだが、どうでしょう。些細な事にこだわっておバカな集団、皆の笑い者になっては元も子もないのでは」と。
この会議は凄そう。
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