可夢偉3位 最も重要な一戦、鈴鹿で激走 F1日本GP(産経新聞) - goo ニュース
F1で22年ぶりに日の丸が掲げられた鈴鹿の表彰台。カムイ・コールの中、可夢偉は晴れやかな笑顔を見せた。今季から行われるようになった表彰台インタビューの際には「皆さん、ありがとうございました!!」と、日本語で感謝を表した。
トップチームとの“ガチンコ勝負”で得た表彰台だ。好スタートでウェバーを抜いて2番手に上がり、フェテルを追う。さすがについていけず、1回目のピットストップ後には遅い車につかまってタイムロス。その間にマッサの先行も許した。
しかし3位は守ると、終盤はバトンとの息詰まる戦いに。4秒以上あった差は残り1周で1秒まで削られたが「とにかくプッシュするしかない、一つのミスもできないと思っていた」。大観衆の声援に背を押されてゴールしたとき、差はわずか0秒56。「最後の周は素晴らしい気持ちだった」と感慨を表した。
レース人生でも最も重要な一戦だった。予選で好結果を出しても決勝で不運やミスが続いていた今季。「不運は、ここで表彰台に上がる運命だったからかなとも思う」。不透明な来季のシート確保にいい影響になるか-と聞かれ、可夢偉は「そう思う」と答えた。
(以下略)