脳のゴミ出しは睡眠中に ぐっすり眠るための5つの条件
眠らないといけないのに眠れない。眠りが浅くてすぐに起きてしまう。睡眠に対して何かしらの悩みを抱えている人は多いでしょう。睡眠がうまく取れないと、仕事のパフォーマンスが落ちたり、日常生活に支障をきたしたりしてしまいます。日本国民の20%にあたる約2000万人以上が睡眠障害を引き起こしているというデータもあり、これは深刻な問題です。
(中略)
その脳の「ゴミ出し」は睡眠中に行われているという研究報告があります。睡眠不足で脳のゴミが蓄積されていくと、数十年後に認知症になる可能性があることが、わかってきたのです。これは年齢が若くても同じで、睡眠をおろそかにしていると認知機能が低下します。記憶する、考える、判断する、推測する、人とコミュニケーションするなどの能力が下がれば、仕事のパフォーマンスにも影響します。
では、ぐっすり眠れるようになるにはどうすればいいのでしょうか。
快眠セラピストの三橋美穂さんの著書『脳が若返る快眠の技術』(KADOKAWA/刊)によれば、快眠を得るには以下の5つの法則を満たすことが大事だと言います。
法則1:夜、暗くなったら眠る
法則2:疲れたら眠る
法則3:深部体温が下がると眠る
法則4:リラックスしていると眠れる
法則5:睡眠環境が快適
ここから、この5つの法則を通して特に注意すべき点、実践したいポイントを2つ、ピックアップしてご紹介しましょう。
(1)眠くないのに寝床に入ってはいけない
「午後10時から午前2時は睡眠のゴールデンタイム」という話を聞いて、午後10時に寝ようと思って試したことがある人はいるでしょう。
しかし、眠気がない状態で無理に寝床に入っても眠れるはずがありません。逆に眠れないことで頭がいっぱいになり「今日も眠れない…」となると、余計に眠れなくなってしまいます。
こういうときは、朝、起きる時刻だけを決めて、眠くなるまでは寝床に入らないようにしましょう。
(以下略)
上記にあるこちらの本はいかがでしょう。
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脳が若返る快眠の技術 |
KADOKAWA |
内容紹介
『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』の著者・三橋美穂さん(快眠セラピスト)による最新刊。前著にはなかった「眠りの常識 ウソ? ホント?」「快眠の法則」「悩み別快眠術」「理想の寝室作り」「手のひらセルフケア快眠術」など、最新ネタが盛りだくさん。「寝つきが悪い人」「ストレスや考え事で眠れない人」「夜中に何度も目が覚める人」「腰が痛くて眠れない人」「朝早く目が覚める人」「イビキをかく人」「睡眠不足で昼間眠い人」など、悩みを抱えている人は必見です。
著者について
■三橋 美穂
快眠セラピスト、睡眠環境プランナー。
寝具メーカーにて商品開発や枕のアドバイザー育成、マーケティング、研究開発部長を経て、2003年独立。質の高い眠りと快眠のためのノウハウをあらゆる面から研究し、キャリア20年の中で、1万人以上の眠りの悩みを解決してきた。
講演や執筆、個人相談のほか、ベッドメーカーのコンサルティングやホテルや旅館の客室コーディネートなども手がける。とくに枕は、その人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど。著書に『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)ほか多数。
実践的でわかりやすい快眠メソッドが支持を集め、TBSテレビ『あさチャン! 』『ひるおび! 』、日本テレビ『スッキリ!!』、NHK『おはよう日本』『サキどり↑』などテレビ出演も多く、これまでに1500件以上のメディアに登場。また、全国での講演活動も精力的に行なっている。
日本睡眠学会正会員、日本睡眠環境学会正会員。
目次
第1章 睡眠不足が認知症を招く
第2章 眠りの常識 ウソ? ホント?
第3章 眠る力を高める5つの法則
第4章 悩みを解消する快眠メソッド
第5章 1分で効く! 快眠のための手のひらセルフケア
第6章 理想の寝室のつくり方