「時代が変わろうとしている時に、今まで通りの数字を基準にじゃダメなのさ。」と、ある勉強会で教えて頂きましたが、数字で人を管理する。これで生産性は上がるのかなと思い金融マンに聞くと「今はまだ上が…」と。
不動産マンは「人との良縁無くして成功はあり得ない。言った通りヤレと言っても、部下は普通にやる人も居ればMaxlevelでやる人も。やっぱり飲み友、ゴルフ仲間等の絆ですよ。飲み友を敵に回したらもう大変。」と。
御祖父ちゃんが「人を攻める時は逃げ道を作って置くんだぞ。人は死ぬ気になれば何だってする。やり過ぎるなよ。」と。
管理職とリーダーの「決定的な違い」とは
11月07日 09:20 プレジデントオンライン
PRESIDENT Online 掲載
会社のヒト・モノ・カネを振り分けるのは「マネジャー」の仕事です。一方、「リーダー」の仕事は、ビジョンを描き、社員のベクトルをあわせること。日本ではどちらも管理職の仕事だと捉えられがちですが、2つの違いを知ることで仕事のやり方は大きく変わります。人材開発のプロが、これから3回にわたって「リーダーシップ」について解説します。(前編、全3回)
■AI時代にますます必要なリーダーシップ
「働き方改革」に苦戦している企業が多いようです。実際のところ、仕事の量を減らさずに、残業時間を減らすのは難しいでしょう。ただし近い将来、こうした状況を「AI(人工知能)」が変えてくれるかもしれません。
というのは、AIは、これまで多くの時間がかかっていた「判断業務」のサポートに役立つと考えられているからです。たとえば、ある投資案件にゴーサインを出すのか、出さないかという大事な判断を想定しましょう。人間の場合、情報収集や分析には膨大な時間がかかります。ところが、AIは大量の情報を読み込み、そこからすばやく相関を見つけ出すことができます。判断の前提となるシナリオを複数示すことは、人間よりAIのほうが得意です。人間はAIの分析をもとに、判断だけを行えばいいわけです。
こうしたAIの発達を背景に、「AIが人間の仕事を奪う」という予測があるようです。心配はいりません。AIにはできそうにないスキルがあるからです。それが「リーダーシップ」です。
そう聞くと、「リーダーシップってスキル? 自分で磨けるものなんだっけ?」と意外に思う人もいるかもしれません。米国を中心にリーダーシップの研究は経営学の大きな分野で、その成果としてリーダーシップは後天的に学ぶことができると結論づけられています。それも、特訓形式で汗を流さずとも、日々のちょっとした努力で驚くほど身につくものなのです。
■リーダーシップとマネジメントは別物
ではここで、代表的なリーダーシップ論として、ハーバード大学のジョン・コッター教授が1980年代後半に打ち立てた理論を紹介しましょう。その理論は、「リーダーシップ」と「マネジメント」を分けたところに特徴があります。
実はこの理論には裏話があり、そのヒントが発表された時期と関係します。1980年代と言えば米国経済が絶不調の時期。多くの米国人が、「一体何が間違っているのか?」という問題意識を持っていました。その答えが、リーダーシップ。つまり、これまでの延長線上で考えて、粛々と効率的にビジネスを行うだけでは米国経済の復活は望めない、むしろ大規模な変革が求められているのだと結論づけ、そのためにそれまで重視されていた管理のためのマネジメントよりも、大規模な変革を実現する役割、すなわちリーダーシップを重視するようになったのです。これを念頭に、リーダーシップとマネジメントの違いを記した図表を眺めてみると、「米国経済回復のためにはこれまでとは違うことをやるのだ」という迫力が伝わってきます。
さてここで、冒頭の働き方改革とAIの話に戻りましょう。実はAIが得意としているのが「マネジメント」の分野です。たとえばマネジメントには「必要な資源を配分する」というテーマがあります。大量の情報を分析し、すばやく最適解を導くのは、人間よりAIのほうが得意です。
一方、リーダーシップが実行すべきことは「動機付けと鼓舞」とされています。コッター教授の定義によれば「障害や組織の壁を乗り越えるべく人材を勇気づける」、「組織のメンバーに承認を与える」といった仕事であり、すくなくとも短期的にはAIでは対応できないでしょう。このため「AIに仕事を奪われるのではないか」といった心配を持つ人には、リーダーシップを身につけることをお勧めしているのです。
(以下略)