ピンク色の緋寒桜が,1月下旬ごろから沖縄や奄美の島で咲き始まったようです。花の便りを聞くと,妙にソワソワしてしまいます。その時期に咲くその土地の花を,その時を逃さず自分の目で見てみたいと思うからでしょうか。それも,管理された公園のような所ではなく,そこに自然に咲いている姿を見ることができたらなあと思います。
ずいぶんと古い時代に戻りますが,学生時代に一人旅をしながら全国を歩いたことがあります。寝袋とリュックを背負い,ユースホステルや駅に泊まりながらの旅でした。JRの均一周遊券(目的の地方までの往復切符を含め,その地方内の国鉄全線が乗り放題となる周遊券,学割もきき大変安く使いやすかった)を買い求め,四国,九州(沖縄にいる友だちのところまで足を延ばしました),山陰,関西,信州,北陸,北海道を大学4年間の間に回りました。それぞれの旅先での人との出会いも印象的でしたが,自然と調和した史跡や建物,山や海や植物といった自然等との出会いが今でも心に残っています。
特に花との出会いでは,北陸越前海岸のスイセン,丹後半島で見た真っ白なイカリソウ,足摺岬の椿並木,沖縄のディゴやブーゲンベリア,知床半島のハマナス,奈良・山の辺の道沿いに咲いていた山桜,飛騨高山のコブシ等,その時にそこで見た花のある景色を思い出します。そのうち,ゆっくりとかっての場所をその花の咲く時期に訪ねてみたいと思っています。
今年は,身近な場所に咲く花との出会いを求め,できるだけ野山に出かけてみたいと思っています。ブログのフォトリストの中で,花の紹介をしていきたいと思っています。
さしあたっては,春探しに力を入れていきます。