298名
航空機が撃墜され、一瞬にして亡くなった命
ミサイルの発射ボタンを押した兵士は
攻撃命令を出した司令官は
飛行機というモノを破壊したのではなく
298名の命と その未来と 家族や友人との絆を 一瞬に断ち切ってしまったのです
戦いの中で 人間の人間たる想像力は失われ
敵と呼ぶ相手の 血の温もりも 命の尊さも 消え去ってしまうのでしょう
モノとしか見えない 相手を破壊することで
モノとなった 自分と向き合う
やがて 平和な時を迎えたとしても
モノとなった人間は 人間にもどることができるのでしょうか
戦いの中で失うものは 相手の命だけではなく
人間としての自分を 失うことでもあるのだと思います
命の犠牲の上に成り立つ平和は
命の重さと尊さとをかみしめることでしか守れないような気がします
武器で守る平和が 武器によって破壊されてきた事実は
人類の歴史が 物語っています
武器に頼らず 命の犠牲を伴わない形で 成り立つ平和を
つくりあげていくことこそ 人類に課せられた課題と言えると思います
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