敬愛するK校長さん(今年の3月に退職)の誘いもあり,今週の火曜日(12日)から登米市に出かけてのボランティア活動に取り組んでいます。
閉校となった登米市米山にある善王寺小学校を使って,南三陸町の戸倉小・中学校が5/9から学校を再開することになりました。それに伴い,これまで使われなかった校舎内外の環境整美,届けられた支援物資の整理等が必要となり,現在そのボランティア活動に取り組んでいます。
登米市内の学校が15日から再開されるため,避難所となっていた登米中学校で過ごしていた住民の方も移動することになり,善王寺小学校の体育館も新たな避難所となりました。今日は,避難所で過ごす方々も移動してきて,何かとにぎやかな一日となりました。
避難生活を過ごす子どもたちや戸倉地区の住民の皆さんにとりまして,善王寺での生活が少しは心が休まり,再興に向けての力強い新たな出発となりますことを心から願います。
阪神大震災から神戸市が再興するまでには,10年以上の年月がかかりました。今回の震災からの再興は,被害の面積・規模や原発の問題を考えると,それ以上の年月がかかるような気がします。ボランティア活動も,決して一過性とせず この長いスタンスを通しての息の長い継続的な取り組みであることが,求められるような気がします。
その意味で,無理なくゆったりと長く続けることができるボランティアでありたいと考えています。
誰かとつながり 誰かのために 決して押し付けとはならずに 少しは役に立つことのできる,これからの人生でありたいと願っています。
そしてその取り組みは,金子みすずさんの詩のように,自分のできることや得意な面を生かしながら 『みんなちがって みんないい』 形での取り組みを 実践していけたらいいのかなと思います。
わたしと小鳥とすずと
金子みすず
わたしが両手を広げても,
お空はちっともとべないが,
とべる小鳥はわたしのように,
地面をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても,
きれいな音はでないけど,
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。
すずと 小鳥と それからわたし,
みんな ちがって みんないい。
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