二月という月は悲しい月です。
二月一日は義父の命日です。
平成三年 二月一日
「3 2 1」
こんなに調子良く覚えやすい命日もあまりないかもね?(笑)
元気だった頃、
義父は私のとぼけた性格を見抜いて、
「私の命日は忘れないように!」って、この日を選んだのだと、
今でも思っている私です。(笑)
お正月には、お寺さんにお年始を兼ねて、
息子とまりちゃんもお墓参りをしてくれました。
先日、主人と二人でお墓参りに行きました。
お寺さんの境内には古い梅の木があり、
ふっくら膨らんだ蕾がいっぱいでした。
昨日の二月八日は、
私の父の命日でした。
午後から用事があったので、
朝早く家を出て、お墓参りに行ってきました。
北風が強く、車が風で揺らぐほどでした。
車の中から見えた筑波山。
子供の頃に見た筑波山より、
歳を重ねた今見る筑波山は、どうしたわけか優しく見えるのです。。。
お花とお水とお線香を用意して行き、
強い風でなかなか火が付かず。。。
久し振りのお墓参り。。。
ただただ涙が流れて。。。
父が生きていてくれたら。。。と、今更ながらに思うこの頃。
話しを聞いてもらいたいことがいっぱいあるのに。。。
お参りを済ませて、車に戻る時、
父の勤めていた郵便局の裏側が見えました。
元気だった頃の父の姿が浮かびました。
冷たい強風の中、泣きながら撮った一枚。
ボケてる。。。(笑)
ついでに撮った桜もボケちゃった。。。
写真を撮る時は泣いてはダメですね。(笑)
そして、今日、
二月九日は義母の命日です。
昨日ほどではないですが、今日も冷たい風が吹いて寒い一日です。
お寺の境内の梅、
一輪、咲いていました。
もう一輪、咲こうとしています。(笑)
春はちゃんと近付いて来てますね!
毎年の事ですが、
義母は私に遺言を言っていたのです。
それは、
「私が死んだら、お饅頭では無くてケーキをお供えしてね。」って。
本当なんですよ!
主人は、「自分が食べたいからだろ?」って疑っているのですが、
本当なんです!!
義母はとても自分に甘く、他人に厳しい人でした。(笑)
でもね、
今更ですが、
あの厳しさがあったればこそ、
今のくらりがいるわけです。。。
辛い事も沢山あったし、忘れられないけど、
こうして元気にお墓参りもできるし、
そして、
美味しいケーキも堂々と頂ける日を作ってくれて、
義母には、正直、感謝しています。
お墓参りの帰り、デパートに寄って買ってきました。
主人は「豆乳と苺のプリン」
なんだか男っぽくないね。(笑)
私は、コレ!
「レモンタルト」
私に合ってるでしょ?爽やかで!!(笑)
そして、お義母さんには、これをお供えしました。
「苺と黒豆のタルト」
「お義母さん、おいしい?」
「くらりさん、とってもおいしいわ」って、聞こえたような?(笑)
悲しいだけじゃないわね。
お義母さんのお陰で楽しい気分でケーキを食べて、
春が近づいている気配も感じ、
元気になれるのですから。。。
さて、私も子供達に何を遺言に残そうか?
喜ばれる事を残して逝きたいもんね。(笑)