金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【猫あるあるシリーズ③】 猫を飼うと、人間の性格が温厚になる⁉

2022-11-04 05:45:03 | 

 またまた、猫あるあるシリーズであります。これで3回目。

 

 今回のテーマは『猫を飼うと、人間の性格が温厚になるというのは、本当か⁉』。これは、かなりの確率で本当だと思います。

 まず、猫の特徴として、感情の起伏が激しい人には寄り付いて来ない。同じく、急に立ち上がったり、急に走り出したり、急に叫んだりする人の傍には寄ってきません自分にとって危険な存在、あるいは厄介な存在と認識するからであります。確かに、何の前触れもなく、動きだしたり、叫んだり、切りつけたり、蹴とばしたり、という人間は少なからず存在しますので、猫からすれば、相手にしたくないのは当然であります。そして、感情の起伏が激しい人は、そうした突然、動いたり、叫んだりする『ベース』がある人でありますから、猫からすれば、絶対に関わりたくないタイプであります。

 

 

 家に猫が来て、感情の起伏が激しいおじいちゃんと、物静かなおばあちゃん優しいお母さんヤンチャな子供の4人が居たら、まず間違いなく、おばあちゃんとお母さんに懐いて、おじいちゃんと子供には近づきません。そうなると、おじいちゃんと子供は、なぜ自分が嫌われるかを考えるようになります。

 子供は、急に猫に近づいたり、いきなり抱きかかえようとしたりして、猫に逃げられますが、だんだんと猫の反応が判ってきて、まずゆっくり近づき、そして頭を撫でて、猫が指を嘗めるようになってから、ユックリと抱きかかえるようになります。そうすれば、猫も観念して、暫くは我慢してジッとします。そこでまた、お腹などを撫ですぎると、猫が引っかいたり暴れたりするので、ユックリと、こちらも動かずにのんびりするよう心がけていくと、そのうち猫が膝の上で眠るようになります。

 おじいちゃんも同様です。急に大きな声を出したりするうちは、猫は近づいてきません。それをおばあちゃんにも指摘されて、おじいちゃんはシュンとなります。大好きな猫に関わる指摘事項なので、おじいちゃんとしても耳を貸さない訳にはいかなくなるのです。また、猫が寝ている傍を、ドシドシ音を立てて歩いたりすると、猫がビックリして逃げてしまいます。それもまた、おばあちゃんから指摘されて𠮟られます。猫が来る前は、おばあちゃんのお叱りなどに耳を貸さなかったおじいちゃんが、猫に関するお叱りには、ただただ平身低頭になります。猫に嫌われたくないからであります。

 

 そうこうするうちに、子供たちも、おじいちゃんも、相手を思いやる気持ちが芽生えてきます。そして、こちらの事情よりも、まず猫の事情を考えるようになって参ります。こうなってくると、いきなり激高したり、大声を上げるといった行動は減っていき、自然と感情の起伏がなだらかになっていくのです。

 猫は、犬と異なり、飼い主に対して、常に対等の関係に在ります。したがって、人間側に何か勝手な言動がある限り、猫の方から妥協をしてくることはありません。人間側に理不尽な行動があれば、それが修正されなければ、遠慮なく自ら関係を断ち切ってきます。

 

 これが猫の魅力であり、人間が猫に嵌ってしまう最大の特長なのかもしれません。


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