サッカーW杯カタール大会が始まりました。
開幕戦のカタール 対 エクアドルが、まさかの0ー2の完敗。カタールはアジアカップ優勝国で、密かに優勝候補で6番目に挙げられていたダークホース的存在でした。何しろ、開催国が開幕戦で負けたのは史上初だそうで、30兆円も費用をかけた国の威信を傷つける開幕戦となってしまいました。
そして、イングランド 対 イラン。こちらも6-2という圧倒的な内容でイランが破れました。もちろん、今大会のイングランドは堂々の優勝候補でありますが、イランもアジア最強国です。これではまるで、20年前の欧州勢 対 アジアの試合みたい。
なぜ、こんな事態になっているのか⁉
これは今回の開催時期が原因だと考えております。いつものW杯は、欧州リーグのシーズンオフである6~7月の真夏に開催されておりました。したがって、欧州リーグに参加している欧州トップの選手たちは、本調子に戻るまでに数試合を費やし、一次リーグは身体を慣らす期間で、決勝トーナメントあたりからキレキレのプレーを見せる傾向にありました。
ところが、今回は欧州リーグ真っ盛りの11月にW杯が開幕しました。欧州の一流選手のコンディションはすでにピークにあります。もちろん、各国代表にケガ人が多いのも同じ理由ではありますが、欧州各国のレギュラーメンバーは、いきなりトップコンディションで走りまくる状態にあるため、アジアの国々が、いつものW杯のつもりで1回戦に臨むと、ボコボコにやられることになったということなのでしょう。
オランダ 対 セネガルの試合も2-0でオランダの完勝。ウェールズ 対 アメリカも1-1と、前半に先行されたウェールズが後半にキッチリ取り返してドローに持ち込んでいます。
ちなみに、欧州勢のW杯1回戦といえば、普通は0-0とか1-1の引き分け、勝ったとしても1-0というのが相場でした。無理をせずに、失点を抑えて、怪我をしないプレーに徹するのがスタイルで、そうやって体調を整えるのが彼らのやり方だったのに。今回はいつもとは違う欧州勢なのです。
このままでは、今夜の日本 対 ドイツ戦はヤバい気がします。
5-0くらいで、ボコボコにやられてしまうのではないでしょうか?
【追】とか言ってたら、昨夜は何と、サウジアラビアがアルゼンチンに1-2で逆転勝利を収めました! メッシも真っ青になっておりました。アジアも本気で闘うとやれる! 日本もやれます‼ 最初から120%で走りまくって勝ってくれ!