金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 秋華賞・府中牝馬S

2022-10-17 05:46:41 | 競馬

 まず土曜日の府中牝馬S勝ったのは、12番人気だったエピファネイア産駒の5歳牝馬イズジョーノキセキ中団後方待機で脚を溜めます。逃げたローザノワールの前半1000mのラップは57秒9で、先週の毎日王冠とほぼ同じ速い流れに直線に入ると、2番手にいたライティアがいったん先頭に立ちますが、残り200mのところで、ライティアの内側から1番人気ソダシと3番人気アンドヴァラナウトが抜け出し、さらにソダシが前に出ます。そのままソダシが押し切るかに見えましたが、中団後方からソダシの後ろの位置にいたイズジョーノキセキが、ゴール前でソダシをアタマ差だけ交わして勝利。良の勝ちタイムは1分44秒5。先週の毎日王冠とはコンマ4秒差の好時計でした。

 勝ったイズジョーノキセキは、準オープンを勝ち上がったばかりのオープン馬ですが、昨年のエリザベス女王杯5着の実績があり、これで本番でも有力馬にのし上がりました。2着のソダシは、勝利を寸前で逃した感じ。ただし58キロで十分に強さを見せましたので、予定どおり、マイルCSへ向かうと思います。3着のアンドヴァラナウトも力を示しました。この馬はエリザベス女王杯だと思います。

 4着サトノセシル、5着アブレイズ、6着ライティアも力を出しました。特にライティアは、このハイペースで2番手から差のない6着に粘ったのは驚きました。すでに5歳ではありますが、ディープ×シンハリーズといえばシンハライトの全妹ここから化ける可能性は大だと思います。

 

 そして阪神のGⅠ秋華賞勝ったのは、3番人気のキングカメハメハ産駒スタニングローズ好スタートから5番手追走を選択。前半1000mのラップは59秒7とややスローでしたが、流れる展開に直線に入ると、2番手にいたサウンドビバーチェと3番手にいたアートハウスがまず先頭に立ちますが、すぐにスタニングローズが2頭に並びかけて抜け出します。後方からドゥラメンテ産駒スターズオンアースとハービンジャー産駒ナミュールが迫ってきますが、スタニングローズとの差は最後まで詰まらずに、1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分58秒9。

 勝ったスタニングローズは嬉しい初GⅠ勝利。そして、鞍上の坂井瑠星騎手も歓喜のGⅠ初勝利。同期の萩野極騎手がスプリンターズSを勝ったところなだけに、欲しいGⅠタイトルだったと思います。スタニングローズは、エリザベス女王杯でも楽しみであります。

 2着のナミュールは、またしてもGⅠ制覇ならず。ただ体重も増えており、今後が楽しみな内容でありました。3着のスターズオンアースも惜しいレーススタートで前が塞がってしまい、欲しかった前の位置が取れませんでした。これがなければ、勝負の行方も微妙だったと思います。ナミュールとスターズオンアースはエリザベス女王杯も楽しみですが、スターズオンアースはジャパンカップの可能性もありそう。

 あと、ビックリは4着のメモリーレゾン。上手くハマったということなのでしょうが、力をつけている可能性もあるので、次のレースに注目したいと思います。5着アートハウス、6着エグランタイン、7着サウンドビバーチェは、自分の力は出し切ったと思います。


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