今年の人間ドックが無事終了いたしました。
正式な「結果報告書」は約2週間後に届きますし、また「大腸内視鏡検査」は来月実施予定なので、まだ完全終了ではありませんが、最もカギになる検査項目はクリアしました。とりあえず速報ベースでは、大きな問題は発生しておりませんでした。
気になっていた肺機能検査では、1年前とほぼ同数値で「正常範囲内」という判定。肺のCT写真を見ても患部の広がりは抑えられているとのこと。ここは、日頃の散歩やラジオ体操の効果もありますが、やはり1年前から始めたCPAP療法(睡眠時無呼吸症候群を治療するための自動呼吸器療法)が安定的に効いてきて、肺の機能悪化を防いでいるのだと思います。
また間質性肺炎で起こりがちな心臓への負荷増の影響も、心電図を見る限り、発生してはいないようでした。血液検査からの肝機能の状態も良好であり、尿酸値や糖尿病関係数値はむしろ改善し余裕で正常値の範囲。昨年から体重が4㎏以上落ちたことも効いたようです。
それから今年からオプション追加した「腹部MRI検査」。超音波検査と比較して画像が鮮明であり、膵臓や肝臓周辺の細かな管まで鮮明に映っていました。担当医師からは「異常はみられない」との速報ベースの判定でした。このあとは、AIによる映像判定を経ながら最終判定を正式な「結果報告書」の中で示してくれるようです。
まぁ2週間後に届く「結果報告書」では、例年どおり、眼底検査で「右眼底に黄斑上膜あり」と、聴力検査で「低音の聴力が弱っている」、さらには上記の「間質性肺炎の患部が見られる」、そして「体重が重すぎるから引続き減量を」という指示が来るのでしょう。
あ、それから、忘れてはならないのが「握力検査」。「握力検査」は身体中の筋力と相関関係が高いとのことで、これが一昨年や昨年よりも低く出てしまいました。左右両方で2回ずつ測るのですが、1回目でパワーを使い果たしてしまい、2回目の数値が急減。検査結果としては4つの数字の平均値が記録されてしまうので、低落傾向と判定されてしまいました。確かに、筋力の衰えは自覚しているところなので、今年は筋力アップのための活動を心がけることにしました。とは言え、楽しくなければ筋力アップ活動なんて長続きしないので、やはりゴルフとかテニスとかだなぁ。
そろそろ、ゴルフの会員権でも買うか・・
それはそれとして、今年の人間ドックも、K大学病院の予防医療センターで受けたのですが、一昨年に信濃町から麻布台ヒルズ内へ移転した予防医療センターですが、この日は超満員でありました。最新の設備ときめ細かなサービスレベルが評判を呼んでいて、六本木周辺をはじめとする都心部の超富裕層が押し寄せておりました。
顧客層は、ワタクシと同じくらいの年配者(ご夫婦で来ているケースが多い)と、30代から50代くらいの企業経営者風のビジネスマンがほとんど。年配者ご夫婦は都心部に住む超富裕層に見えましたし、ビジネスマンはIT長者や六本木界隈で起業している経営者に見えました。タマに、20代前半の男性で妙に顔立ちが綺麗な若人を見かけることがありましたが、これは超富裕層の子息か、あるいは、どこかの芸能プロダクションが契約前に「タレントの身体検査」としてK大学病院の予防医療センターを利用しているのか。後者の場合、これが「タレント勧誘」の殺し文句の一つにもなるのでしょうから。
なお昨年、「唯一の問題があるとすれば、麻布台ヒルズという立地」とワタクシは指摘させて頂きましたが、これは杞憂だったようです。基本料金が14万円で、脳ドックや腹部MRI検査などのオプションを加えると、すぐに20万円を超えるような高額ドックなので、都心部に住む超富裕層にターゲットを絞ったマーケティングが見事に当たったようです。
ただ市場はミズモノであり、バブルっぽい超富裕層が急速に消えていくことだってあり得ます。この「予防医療センターの顧客基盤」が、長い間、K大学のOBOGだったことを忘れて浮かれていると酷い目に遭うかもしれませんよ。