昨日というか、今朝の未明までというか、『将棋界の一番長い日』と呼ばれるA級順位戦の最終一斉対局が、静岡県静岡市「浮月楼」で行われました。
注目の藤井聡太名人への挑戦権争いは、6勝3敗で並んだ佐藤天彦九段と永瀬拓矢九段によるプレーオフへ持ち込まれることになりました。
第8局まで6勝2敗でトップに立っていた佐藤天彦九段が佐々木勇気八段に敗れる一方、増田康宏八段との5勝3敗同士の対局を永瀬拓矢九段が制した結果、両者が6勝3敗のタイで並びました。プレーオフの日程はこれから調整されます。
またB級1組への降級を巡る争いについては、3勝6敗となった稲葉陽八段と菅井竜也八段の2名が降級と決まりました。両棋士にとっては悔しい結果となってしまいましたが、再度A級への早期復帰を期待したいと思います。