金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2023年 JRAリーディングサイヤー】 ドゥラメンテが初のリーディングサイヤーに‼

2024-01-04 00:33:45 | 競馬

 本日は2023年のJRAリーディングサイヤーの発表であります。

 

 以下が、2023年JRA種牡馬成績トップ20位の最終結果です。

1位 ドゥラメンテ        勝利数118勝 AEI 2.12 賞金41億65百万円

2 ロードカナロア       勝利数157勝 AEI 1.43 賞金39億31百万円

3位 ディープインパクト     勝利数080 AEI 2.34 賞金32億39百万円

4位 キズナ           勝利数134勝 AEI 1.59 賞金32億22百万円

5位 ハーツクライ        勝利数097勝 AEI 1.84 賞金31億72百万円

6位 キタサンブラック      勝利数079勝 AEI 2.90 賞金27億94百万円

7 モーリス          勝利数109勝 AEI 1.41 賞金25億50百万円

8位 ハービンジャー       勝利数078勝 AEI 1.38 賞金20億28百万円

9 エピファネイア       勝利数099勝 AEI 0.89 賞金19億54百万円

10  ルーラーシップ        勝利数089勝 AEI 1.01 賞金19億37百万円

11  ドレフォン          勝利数109勝 AEI 1.12 賞金17億53百万円

12  ヘニーヒューズ        勝利数090勝 AEI 1.39 賞金17億41百万円

13  キングカメハメハ       勝利数038勝 AEI 1.95 賞金14億35百万円

14  ダイワメジャー        勝利数060勝 AEI 0.95 賞金13億29百万円

15  シニスターミニスター     勝利数068勝 AEI 1.46 賞金12億70百万円

16  ゴールドシップ        勝利数057勝 AEI 1.05 賞金12億58百万円

17  ジャスタウェイ        勝利数065勝 AEI 0.95 賞金12億42百万円

18  オルフェーヴル        勝利数045勝 AEI 1.06 賞金11億67百万円

19  リオンディーズ        勝利数054勝 AEI 0.86 賞金11億19百万円

20  シルバーステート       勝利数051勝 AEI 0.94 賞金10億70百万円

 

 2011年~2022年まで、11年間続いた絶対王者ディープインパクトが3位に転落。それに代わって2023年新しいJRAリーディングサイヤーに輝いたのはドゥラメンテ3歳世代のGⅠレースを5つも制覇したことが効きました。2024年も、牝馬三冠リバティアイランド牝馬二冠のスターズオンアース、さらに菊花賞を勝ったドゥレッツァの活躍が期待できますので、ドラメンテはリーディングサイヤー2連覇の大本命であります。それにしても、2021年に早世したことが返す返すも悔やまれます

 一方、産駒数や出走数がダントツだった大本命ロードカナロアは、JRAのGⅠ勝利がエリザベス女王杯1勝のみだったことが響いて第2位。JRAリーディングサイヤーとなる大きなチャンスを逃してしまいました。アーモンドアイ、サートゥルナーリア、ダノンスマッシュ以降、大物が出ていないため、産駒数が多い割にAEIの数字が伸びず、種付料も下降気味来年もチャンスは続くものの、勢いに陰りが出ています。

 

 第3位ディープインパクトは、出走頭数が激減しているにも関わらず、引続きAEIは2.34と高レベルで、トップの地位は失ったものの貫禄の第3位といったところ。というよりも、海外競馬にて、ラストクロップの3歳牡馬オーギュストロダンが、英ダービー、愛ダービー、愛チャンピオンステークス、米国ブリーダーズカップターフという世界のスーパーGⅠを4勝もしました。さすが日本競馬が生んだ不世出のスーパー種牡馬と言えます。

 第4位キズナは、ソングラインが2つのGⅠを制するなど、各世代で安定した成績を上げました。また、初のJRA2歳リーディングサイヤーにも輝きました。2024年の飛躍が楽しみであります。

 第5位ハーツクライは、ドウデュースが暮れの有馬記念で大復活したことが効きました。

 第6位キタサンブラックは、何と言っても世界最強馬イクイノックスの活躍が大きかったと言えます。イクイノックス引退のあとを、ソールオリエンスなどの産駒が埋められるか。それ次第で2024年の成績が決まりそう

 

 2024年のリーディングサイヤー争いは、前述したとおり、ドゥラメンテの2連覇の可能性が高いと思いますが、2023年に勢いがあったドゥラメンテとキタサンブラックは現3歳世代の成績がイマイチであるため、あらためて大混戦になるという見方もあります。

 引続き、産駒頭数が多いロードカナロアや、現3歳世代に有力馬を数多く送り出しているキズナ、またモーリス、エピファネイアといった種牡馬にもチャンスは十分と思われ、ポスト・ディープインパクト争いの行方は、まだまだ流動的な状況。

 2024年のリーディングサイヤー争いも注目して参りましょう!

 

 

【ご参考データ】以下は、昨年2022年JRA種牡馬成績トップ10位の結果

1 ディープインパクト     勝利数160 AEI 2.02 賞金45億01百万円

2 ロードカナロア       勝利数182勝 AEI 1.32 賞金39億08百万円

3 ハーツクライ        勝利数125勝 AEI 1.51 賞金30億92百万円

4 キズナ           勝利数131勝 AEI 1.64 賞金30億03百万円

5 ドゥラメンテ        勝利数127勝 AEI 1.57 賞金29億64百万円

6 キングカメハメハ      勝利数093勝 AEI 2.26 賞金25億71百万円

7 ルーラーシップ       勝利数090勝 AEI 0.98 賞金21億76百万円

8 モーリス          勝利数111勝 AEI 1.17 賞金21億75百万円

9 エピファネイア       勝利数100勝 AEI 1.04 賞金20億17百万円

10  ダイワメジャー        勝利数092勝 AEI 1.40 賞金19億97百万円

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【2024年 3歳クラシック路線 ... | トップ | 【2023年 JRA2歳リーディング... »
最新の画像もっと見る

競馬」カテゴリの最新記事