金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【エフフォーリア 電撃引退】 3歳時に激走させ過ぎ 競走馬にも『燃尽き症候群』はある!

2023-02-15 04:46:25 | 競馬

 2021年のJRA年度代表馬であるエフフォーリアの電撃引退が発表されました。引退後は、社台SSで種牡馬生活に入ります。それにしても、先週の京都記念がラストランになりましたが、最悪の事態にならなくて本当に良かったと、ワタクシは安堵しております。

 

 

 このblogでは、エフフォーリアの『燃え尽き症候群』の疑いについて、再三申し述べて参りました。

 そもそも、3歳春のクラシックレースは、成長期のサラブレッドをギリギリに仕上げて、その最高のパフォーマンス同士をぶつけ合って皐月賞馬ダービー馬が生まれることになります。特に、直近は調教技術の進歩が著しく、カミソリの刃のような鋭利に尖った仕上げを施すようになったので、レース間隔を出来るだけ開けて、GⅠ競走に向かう3歳馬が増えております。ちなみに、レースの出走数が多くなると、一定の回復期間を要するため、本番では「鋭利に尖った状態」ではなく、どこかで緩みや疲労を残す状態での出走となり、当然ながら、GⅠレースを勝つことが困難となります。

 エフフォーリアの3歳春は、共同通信杯で始動して、皐月賞を完勝。ダービーも横綱相撲で押し切るかに見えましたが、シャフリヤールの強襲に遭ってハナ差の2着に。しかし、天皇賞秋にて、コントレイルグランアレグリアという2頭のスーパーホースを破って勝利、暮れの有馬記念でもクロノジェネシス以下の古馬陣を完封して、年度代表馬の座に就きました。

 しかし、この3歳時のレースで、ギリギリまで仕上げた状態のレースを、皐月賞・ダービー・天皇賞秋・有馬記念と、4つも出走したため、エフフォーリアの内面では『燃え尽き症候群』が発生していたと自分は考えています。

 4歳時の大阪杯、宝塚記念、有馬記念と、明らかにギリギリで踏ん張る闘争心が消えており、馬が全く変わってしまったようでありました。それでも、ラストの京都記念では、少し元気が戻ったかのように見えましたが、もう心身が持たないというような競走中止に終わってしまいました。

 

 3歳時に激走させ過ぎると、4歳以降、輝きが失せる現象は、日本ダービー馬が古馬になってから活躍できない事象とも重なります。あのコントレイルですら、三冠獲得後に、無理をしてアーモンドアイとの決戦に挑んだことが『燃え尽き症候群』に陥って、4歳時の不振を呼んだと自分は考えています。4歳以降のデアリングタクトの不振も、同じ理由です。

 エフフォーリアの教訓は、次に活かすべきです。クラシックホースを3歳時に使い過ぎると、すぐに輝きが失せてしまいます。英国の競走馬育成の金言として、レモンは、ゆっくりと絞らなければいけないという言葉がありますが、まさにこれを思い出すべきだと思います。

 

【追記】実は、あのイクイノックスにも『燃え尽き症候群』のリスクは存在します。皐月賞2着、ダービー2着のあと、天皇賞秋と有馬記念で完勝した内容は、まさに3歳時の激走そのもの。4つのレースで激走したあとのドバイ・シーマクラシックは、その影響が出るのか出ないのか、注目しております。

 ちなみに、先週のドウデュースは大丈夫でした。というのも、ドウデュースの3歳時、本気で走ったのは、日本ダービーだけ。皐月賞は九分の出来で無理はしていなかったですし、凱旋門賞は最後方待機でそのまま19着。武豊騎手は、土砂降り馬場で走る気のないドウデュースを見て、無理をさせませんでした。さすがですよね。

 


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【スーパーボウル 2023】 チーフスが接戦を制して優勝! 3年ぶり3度目の栄冠‼

2023-02-14 04:46:50 | アメリカ文化

 現地2月12日(日)に、アリゾナ州グレンデールのステートファームスタジアムで行われたスーパーボウル2023は、AFCのNO.1シードのカンザスシティ・チーフスが、NFCのNO.1シードのフィラデルフィア・イーグルスを、38対35の接戦で破り優勝チーフスは3年ぶり3度目のスーパーボウル制覇となりました。

 スーパーボウルMVPには、パス182ヤード獲得、0インターセプトのQBパトリック・マホーンズが選ばれました。マホーンズはレギュラーシーズンMVPに続いて、通算2度目の栄冠となりました。

 

 

 ところで・・

 この『スーパーボウルへの道』シリーズについて、友人から一言貰いました。

 

「記事は記事でいいんだけど。でもね、アメリカンフットボウルの試合は、見ていて面白くない。プレーが始まったと思うと、すぐに止まる。反則だとか、先に動いたとかで、すぐに『罰退』のペナルティを喰らうし。サッカーやラグビーみたいに、反則をスルーして、暫く続けたら良いのに」

 よく言われてしまう、アメリカンフットボウルに対するネガティブ意見であります。

 

 どこかで一度、このスポーツの面白さを論じることにします。

 要は、『攻撃戦術』『防御戦術』の闘いを楽しむスポーツなのです。相手の次の攻め方を予測して、防御フォーメーションを決めるその防御フォーメーションを見ながら、攻める側は攻撃戦術を急遽変更する。その結果が、5ヤード進んだ3ヤード退いた、となるのです。

 これは、一度フィールドで、自らがプレイしてみると、面白さが10倍理解できるようになります。野球も同じだったと思いますので、子供の頃を思い出してみて下さい。プレイして初めて面白さが判るスポーツなんです。何と言っても、あのアメリカ人たちが最も熱狂するスポーツですから、日本人が夢中にならない訳がないのです。

 

 来年のスーパーボウルまでに、もう少し、手触り感があるように、一度、このblogでも取り上げたいと思います。


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【重賞回顧】 京都記念・共同通信杯・クイーンC

2023-02-13 04:44:47 | 競馬

 まずは3歳牝馬のクイーンC勝ったのは、ハーツクライ産駒ハーパー好スタートから6番手追走を選択。前半3ハロンのラップは34秒5直線に入ると、まず3番手からルーラーシップ産駒ドゥアイズが先頭に立ちますが、中央からハーパーが、また大外からはエピファネイア産駒モリアーナの2頭が並びかけ、この3頭による競り合いになります。ゴール手前でハーパーがクビ差だけ前に出て勝利。稍重の勝ちタイムは1分33秒1。2着にはドゥアイズ、ハナ差の3着にはモリアーナ。さらに1/2馬身差の4着には、後方から差してきたイングランドアイズ、1馬身差の5着には同じく差してきたグランベルナデット

 勝ったハーパーは、12月の未勝利戦に続き、2連勝で重賞制覇。これで桜花賞へ向かうことになると思います。2着のドゥアイズは、またもや惜しい2着。ただ賞金加算が出来たことは大きい。逆に、ハナ差で3着のモリアーナは賞金加算が出来ませんでした。これは悔しい

 4着のイングランドアイズは、芝2000mの新馬戦でハーパーを破った馬。今日は逆転を許した形ですが、距離の違いが敗因。むしろ距離を伸ばした方が良いと思います。5着のグランベルナデットは、スタートの出遅れが全て。前々から粘り込めれば面白かったと思います。この馬も距離を伸ばして面白いと思います。4着5着は、オークスまでに賞金加算が出来て間に合えば・・と思います。

 

 次は3歳牡馬の共同通信杯勝ったのは、ハービンジャー産駒ファントムシーフ好スタートから3番手追走へ。逃げたドゥラメンテ産駒タッチウッドの前半1000mのラップは1分0秒4で、このメンバーならばややスロー。直線に入ると、逃げ粘るタッチウッドを追いかけて、残り100mのところで交わして、そのまま1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分47秒0。2着タッチウッドからクビ差の3着には、6番手からハーツクライ産駒ダノンザタイガー、さらにハナ差の4着には、5番手からサトノクラウン産駒タスティエーラ

 勝ったファントムシーフは、これで4戦3勝となって重賞も初制覇3歳クラシック路線の有力候補であることを証明しました。2着のタッチウッドも、出遅れながら途中から先頭に立って逃げ粘っての2着ですから、地力を見せました。3着ダノンザタイガー、4着タスティエーラも好位からの上位入線であり、力を見せる内容一方で、前残りのレース展開だったこともあり、後方待機の馬たちにとっては、次は見直す必要がありそうです。

 なお、2番人気で9着のフランケル産駒レイべリングは、やはりマイルまでが守備範囲。路線を変えた方が良いと思います。

 

 そして伝統の一戦、京都記念勝ったのは、昨年のダービー馬、ハーツクライ産駒ドウデュース後方待機で脚を溜めます。逃げたユニコーンライオンの前半1000mのラップは59秒5と流れる展開になりました。直線に入るとまず、3番手からディープインパクト産駒プラダリアが先頭に立ちますが、すぐにその外からドウデュースが鮮やかに抜け出して、そのまま後続を突き放して3馬身1/2差で圧勝。良の勝ちタイムは2分10秒9。2着には、5番手から差してきたマテンロウレオ、クビ差の3着はプラダリア。さらに1馬身1/2差の4着にキングオブドラゴン、1/2馬身差の5着がキラーアビリティ

 勝ったドウデュースは、八分の出来に見えましたが、このメンバーならば軽く圧勝という結果に。さすがダービー馬、これで3月のドバイターフが楽しみになりました。世界を相手に強い勝ち方を期待したいと思います。2着のマテンロウレオはレース巧者らしい上手いレース運びでした。3着のプラダリアは、勝ちに行っての3着ですので、GⅡGⅢレベルならば、いつでも勝てる地力を見せてくれました。

 心配なのは、途中でレースをやめたエフフォーリア。2番手追走から早めに脚が無くなりました。心房細動を発症したとのこと。しかし、根っこはメンタルだと思います。無事だったのが何よりです。このまま引退として種牡馬にしてあげて欲しい

 


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【3歳戦回顧】 2月11日~12日

2023-02-12 15:57:54 | 競馬

 土曜日は小倉2R芝1800mを勝ったモーリス産駒サンライズタイソン5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、まず2番手からゴールドアクター産駒ウマピョイが先頭に立ちますが、これを馬場の1番外からサンライズタイソンが追いかけて、ゴール前100mのところで交わして、そのまま1馬身3/4差で完勝。重の勝ちタイムは1分50秒0。2着ウマピョイから1馬身差の3着には、3番手からブラックタイド産駒アラメダ

 阪神5R芝1600mを勝ったモーリス産駒カフジキアッキエレ後方待機で脚を溜めます。直線に入ると、まず2番手からニシケンモノノフ産駒ペイシャフラワーと、4番手からアメリカンペイトリオット産駒デイトナモードの2頭が先頭に立ちますが、最内を突いてカフジキアッキエレが抜け出します。そのまま2馬身1/2差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分34秒2。2着にはデイトナモード、ハナ差の3着にはペイシャフラワー

 東京5R芝1400mを勝ったイスラボニータ産駒セフィロ好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま後続に1馬身差をつけて勝利。稍重の勝ちタイムは1分22秒5。2着には3番手からディーマジェスティ産駒ハルオーブ、1馬身差の3着には5番手からファインニードル産駒ルーラルハピネス

 小倉6R芝1200mを勝ったサトノダイヤモンド産駒タツダイヤモンド7番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、先行馬の脚が止まる中、大外からタツダイヤモンドが豪快に抜け出します。そこに、中団からシャンハイボビー産駒エーデルサンライズと、後方からラブリーデイ産駒ゴコウサスが迫りますが、クビ差だけ凌いで勝利。重の勝ちタイムは1分8秒8。2着にはゴコウサス、1/2馬身差の3着にはエーデルサンライズ

 東京6R芝1800m牝馬限定を勝ったロードカナロア産駒ブレイディヴェーグ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま後続を突き放して6馬身差で圧勝。稍重の勝ちタイムは1分48秒1。2着には、6番手から差してきたハービンジャー産駒オーヴァルブルーム、3/4馬身差の3着には、最後方から追い込んできたロードカナロア産駒ガールズレジェンド

 小倉7R芝1800mを勝ったキタサンブラック産駒ニホンピロキーフ中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げ粘るヴィクトワールピサ産駒ワカタツフェイスに二ホンピロキーフが並びかけ、残り100mのところで抜け出して、後続に2馬身1/2差をつけて完勝。重の勝ちタイムは1分49秒2。2着には最後方から追い込んできたサトノアラジン産駒スリリングチェイス、クビ差の3着にワカタツフェイス

 

 阪神6Rダート1400m(3歳1勝クラス)を勝ったマクフィ産駒キョウエイゲイル好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るアジアエクスパレス産駒ドンアミティエを追いかけて、残り50mのところで交わして、そのまま後続に1馬身差をつけて勝利。ダート良の勝ちタイムは1分24秒7。2着には、6番手から差してきたカンタロス産駒ラックスアットゼア、クビ差の3着にはドンアミティエ

 東京7R芝1400m(3歳1勝クラス)を勝ったキタサンブラック産駒ポリーフォリア好スタートから2番手追走へ。直線に入ると、早め先頭に立って、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは1分21秒6。2着には、5番手から差してきたイスラボニータ産駒ダルタニアン、1馬身1/4差の3着には、ネロ産駒ニシノピウモッソ

 

 日曜日は小倉2R芝1200m牝馬限定を勝ったイスラボニータ産駒リサリサ中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、逃げたローズインメイ産駒シンリンゲンカイが粘るところを、その内側からリサリサが鋭く抜け出して、そのまま後続に1馬身差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは1分9秒2。2着には、3番手からリーチザクラウン産駒ミレディ、さらに1馬身差の3着にシンリンゲンカイ

 小倉5R芝2000mを勝ったサトノダイヤモンド産駒ミッキーキャンパス後方待機で脚を溜めます。4コーナー手前からマクリ気味に前に進出、直線に入ると早め先頭に立ちます。そのまま後続に1馬身1/2差をつけて完勝。稍重の勝ちタイムは2分1秒8。2着には後方から差してきたマクフィ産駒スピーディブレイク、3/4馬身差の3着には最後方から追い込んできたオルフェーヴル産駒アスターブジェ勝ったミッキーキャンパスは経験馬相手に豪快な競馬で完勝次も2000m以上で楽しみ。ダービーに間に合うか⁉

 阪神5R芝1800m牝馬限定を勝ったリアルスティール産駒マンデヴィラ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げ粘るアメリカンペイトリオット産駒ガットネロを追いかけて、残り50mのところで交わします。後方からハーツクライ産駒ソーダズリングが迫りますが、ハナ差だけ凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分47秒8。2着ソーダズリングから1馬身3/4差の3着にはガットネロ

 東京5R芝1800mを勝ったリアルスティール産駒オールマイデイズ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、逃げたロードカナロア産駒スペルキャスターが粘りますが、残り100mのところでオールマイデイズが交わして、そのまま後続に1馬身1/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分47秒8。2着には後方から差してきたキズナ産駒アサカラキング、1馬身1/4差の3着にはスペルキャスター良血オールマイデイズはオーソリティの半弟で、力みが消えれば、2000m以上の方が良さそう

 阪神6R芝2000mを勝ったキズナ産駒レシプロシティ好スタートから3番手追走へ。直線に入ると、レシプロシティが早め先頭に立ってそのまま押し切りに入ります。外からゴールドシップ産駒レジェンドシップが迫ってきますが、これをクビ差だけ抑えて勝利。良の勝ちタイムは2分2秒9。2着レジェンドシップから3馬身差の3着には、4番手からエピファネイア産駒プレドミナル

 

 東京7Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったエピファネイア産駒サンライズジーク好スタートから3番手追走へ。直線に入るとまず、2番手からデクラレーションオブウォー産駒ブレイゼストが先頭に立ちます。これを追いかけて、残り200mのところでサンライズジークが交わして、そのまま1馬身差で快勝。ダート重の勝ちタイムは1分35秒5。2着ブレイゼストからクビ差の3着には、5番手からドゥラメンテ産駒ネイビースター

 阪神8R芝1600mこぶし賞(3歳1勝クラス)を勝ったリアルインパクト産駒モズメイメイ好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入ってもスピードは緩まず、そのまま押し切りを図ります。最後方からルーラーシップ産駒オーシャントライブが迫りますが、これを1/2馬身差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分34秒7。2着オーシャントライブから1馬身1/4差の3着には、3番手からゴールドシップ産駒マイネルメモリー

 小倉9R芝2000mあすなろ賞(3歳1勝クラス)を勝ったモーリス産駒アイスグリーン中団待機で脚を溜めます。直線に入ると、先行馬の脚色が鈍るところに、馬場の中央からアイスグリーンと、ドゥラメンテ産駒ブレイヴロッカーの2頭が競り合いながら抜け出します。ゴール手前でアイスグリーンがクビ差だけ前に出て勝利。稍重の勝ちタイムは2分0秒8。2着ブレイヴロッカーからクビ差の3着には、マクリ気味に後方から追い込んできたサトノダイヤモンド産駒アウフヘーベン

 


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【競馬】 京都記念(GⅡ)と共同通信杯(GⅢ)! ダービー馬と元王者が始動‼

2023-02-12 06:37:44 | 競馬

 まずは阪神の京都記念阪神内回り芝2200mですので、宝塚記念と同じ舞台となります。強い馬が集まると、3コーナー過ぎからロングスパート合戦となって消耗戦が必至の厳しいレースになりやすい舞台です。

 今年は何と言っても、昨年のダービー馬ドウディーズと、一昨年の年度代表馬エフフォーリアの激突で、注目の一戦となりました。今の力関係で言えば、ドウデュースが断然でありましょう。昨年のダービーの勝ちタイム2分21秒9はダービーレコードであるとともに、内容面でも昨年の年度代表馬イクイノックスを力でねじ伏せたものですから、もし万全の状態で出てくれば、ドウデュースに敵う相手はいないと思います。ただし、ドウデュースにとって、ここは前哨戦あくまで本番はドバイ。ここは、凱旋門賞遠征の見えない疲れがないかどうかを確認するための試走であります。

 一方の雄エフフォーリア。こちらも、有馬記念で復活の兆しが見れましたが、『走りたい気持ち』が湧き出るような状態に戻ったかどうかは、まだ判りません。

 

 であれば、叩かれながら徐々に成長した姿を見せているディープインパクト産駒の4歳牡馬⑧プラダリアの一発に期待したい大怪我から復帰の池添謙一騎手への応援の意味も込めながら。

 相手には、まず前述の⑫ドウデュース。それから⑩エフフォーリア⑨キラーアビリティ③ウインマイティー①マテンロウレオ

 馬券は、本命⑧プラダリア頭固定の三連単20点 ⑧⇒⑫⑩⑨③① と、⑧プラダリア1頭軸の三連複10点 ⑧⇒⑫⑩⑨③①

 

 次は共同通信杯

 このレースの有力馬は、ホープフルS4着のハービンジャー産駒ファントムシーフ、朝日杯FS3着のフランケル産駒レイべリング、東スポ杯2歳S2着のハーツクライ産駒ダノンザタイガーの3頭。過去実績から当然でしょう。ただし、3頭ともに不安はあります。①ダノンザタイガーは、前走で負けたガストリックがホープフルSでは大敗しており、レースレベルが低かった可能性があります。⑨レイベリングは、朝日杯のマイルでもラストは止まっていましたので、適正距離はマイル以下の可能性があります。⑧ファントムシーフは安定していますが、前残りのホープフルSで好位から4着と勝ち切れませんでした。

 ここでは思い切って、グレーターロンドン産駒⑫ロードプレイヤーを狙ってみたい。前々走の百日草Sでは、最後方の位置から勝ったキングズレインを上回る切れ味を見せて2着。前走の京都2歳Sでは、ラストの直線の入り口で大きく不利を受けながら、これも最速の上りで7着に。新種牡馬グレーターロンドン産駒らしく強烈な差し脚を距離に関係なく見せてくれており、府中1800mというベストの舞台で大番狂わせ、ジャイアントキリングを見せてくれる気がいたします。

 相手1番手には、安定度抜群の⑧ファントムシーフ。その他には、⑨レベリング①ダノンザタイガーサトノクラウン産駒タスティエーラロードカナロア産駒シュタールヴィントグレーターロンドン産駒キョウエイブリッサ

 馬券は、まず本命⑫ロードプレイヤーの単勝・複勝と、⑫ロードプレイヤーと⑧ファントムシーフの2頭軸三連複5点 ⑫⑧⇒⑨①⑥⑩③

 

 新種牡馬グレーターロンドンの産駒が鮮やかなジャンアントキリングを決めて、スターダムにのし上がるのか⁉

 乞うご期待‼

 


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