★国画会90年 孤高の画家 渡辺貞一 ―私の信仰は絵を描くことです―
美術館「えき」KYOTO
渡辺貞一展をみてきました。
哀愁をおびた絵。
鮮やかな色彩が美しい。
多少、同時代の作家との類似性を感じさせます。
昭和の雰囲気といいましょうか。
風景の中に、哀愁を感じさせる人物が描かれている絵が多い。
私には、人物が説明的に感じられるんです。
私は、むしろ、人物が描かれていない絵が見たかった。
風景そのもの。
描く人には描く人の想い、
観る人には観る人の想いがあるんですね。
この絵が好きです。
●「仮面の少年」油彩、キャンバス、七戸町蔵