A&K の NOTES

あちこちスケッチ行脚 。映画館で映画を見ることが楽しみ。いつか何処かでお会いしましょう。

時のみぞ知る(上、下)ークリフトン年代記 第1部:ジェフリー・アーチャー

2013-05-30 | 

 

 

ちょっと興奮するストーリー。
読み終えた今、
すぐにも続きが読みたい。
たのむ、読ませてくれー。

とはいっても、日本では続編はまだ出ていない。
イギリスでは三部まで出版されているそうなんで、(とにかく売れているそうです)
何とか手に入れることはできるが、やはり英語読みはストレスがかかる。
やはり翻訳を待ちましょう。
しかし、その後の展開が気になるなるなぁ。

訳者あとがきで。
アーチャーは毎朝鏡に向かって、「どのみちフィッツジェラルドのようにはなれっこないだろう。彼は作家だったが、君はストリー・テラーに過ぎない」と自戒の言葉をつぶやくのがつねだったそうですが、彼がいかに偉大なストーリー・テラーであるかは(よしんば作家でないとしても)その後の作品群をみれば疑いの余地はないでしょう。

納得。

★時のみぞ知るークリフトン年代記 第1部 上巻、下巻(新潮文庫)
著者:ジェフリー・アーチャー
訳者:戸田 裕之
出版社: 新潮社 (2013/4/27)

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ゴッホ展ー空白のパリを追うー

2013-05-14 | 展覧会

 

★ゴッホ展ー空白のパリを追うー
京都市美術館

ゴッホに久しぶりに会いたくなったので、京都市美術館へ。
平日の4時過ぎだったのに、意外にも人、人、人。
さすが並ぶことはなかったが、
人の頭の隙間からゴッホの絵を覗きながらの鑑賞。
そこまでして観るほどのこともなかったかと、後から思った。

 

 

ゴッホがゴッホになる前の絵であり、
《ゴッホのオーラ》は極めて少ない。
そのうえ、展示作品よりも、関連資料が多く、
学術的には興味が湧くでしょうが、
こちらは《ゴッホの絵》を観るために来たわけで、
予想はしていたが気が抜ける。

 

といってもゴッホはゴッホである。
あの生真面目さと変質狂的研究心で、
パリでの勉強に励んだ作品が並んでいる。
精神が安定していることもあり、
作品は詩的で理知的でポジティブな感覚が溢れている。
街のデッサンも魅力的である。
もう少し、パリ時代が長く続けば、
《洗練されたパリと無骨なゴッホがコラボした時、面白い作品ができただろうな》
ゴッホは死に急ぐかのように、
パリを去りアルルへと行く。

ゴッホは人物を描くことに拘ったようだが、
風景画に知的なリリシズムを感じさせる作品をいくつか残している。
魅力的な作品。

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