★ 没後50年 藤田嗣治展
京都国立近代美術館
藤田の大回顧展です。
彼の作品をまとめて観るのは初めてです。
僕の好きな作品は、
パリ、モンパルナス時代の哀愁を帯びたパリ風景です。
同時代の作家たちとの繋がりを感じさせながらも、
藤田らしい技術の確かさと
ひたむきな向上心
を感じさせます。
また、乳白色の裸婦像もオリジナル性を感じ好きな作品群です。
猫の作品を見ていると
日本画のような感覚を感じます。
(日本画、西洋画の区分けは不必要ですが)
北斎のような見事な技の冴える描画です。
戦後の作品群には、
ほとんど興味が湧きませんでした。
見事に冴えわたる職人技ですが、
僕は興味が湧きませんでした。