駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

アルカイダの友達の友達の

2009年06月16日 | 人物、男
 鳩山邦夫が更迭か辞任かになったようだ。何事もはっきりしない、決めることの出来ない麻生総理のことだから、どっちと聞かれても「答えない」(分からないという意味)としか返事をしないだろう。ちなみに私が決めますというのは、私には決められないという意味のようだ。
 不思議なのは鳩山邦夫の人気が高くなったことだ。郵政かんぽの宿の事に関しては、そこだけを切り取れば鳩山邦夫の言うことは筋が通っているのだが、物事は全体と流れの中で判断されなければならない。西川社長に非の部分があるのは火を見るよりも明らかだが、それが再任拒否に繋がるほど大きな非がどうかはいろいろな角度から全体の中で判断されることだ。それに大きな問題があるとすれば個人の辞任によって片が付く性質のものではなかろう。
 部分の正義を振り回す輩ほど危うい者は居ないことを思い起こさねば(もっとも全体の正義というのは無いような気もする)。
 盟友?と離反し、軽々しく内実をばらす心性の人には要注意だ。麻生首相の応援団長は豹変して批判する前にまず己の不明を恥ずべきだ。麻生太郎を見抜けなかった目で一体何が見えるのだろうか。
 アルカイダの友達の友達には幼児性があるように思う。友達も心配だが兄弟も心配になる。邦夫が口走ると友愛が安っぽいものに見えてしまう。
コメント
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