今朝は秋空の下秋風が吹いていた。今年の夏は早く来て早く去る。
大方の予想に反して前原が伸び悩んでいる。又、人気があるのにおかしいとマスコミは騒ぐのだろうが、議員は意外にきちんと人を見ている。顔とスタイルで離されていた野田が健闘している。私も落ち着いた話し方と誠実な物言いに好感を持った。ロートル記者の狭い了見を窘めた所を買う。前原はちょっと浅薄なところが透けて見える。言葉が上滑りで中身に乏しく仙石の陰がちらついている。
候補者に対する私の感想は個人的なもので、当然別の見方もあるだろう。まあしかし、菅から学んで、信頼できる人柄に目が行くようになったと申し上げたい。リーダーには能力次いで人柄と思っていたが、そうではないようだ。人をまとめるには信頼される人柄が欠かせない。多様な意見を収束させなければならない政治には、あの人の言うことならと譲歩を引き出す信用力が何よりも必要とされる。どんな理想も、実行できなければ絵に描いた餅で妄想に終わる。
勿論、一定の能力は必須だが、有能な人を使いこなせれば、優秀というか優秀気取りのリーダーに数段勝るだろう。好かれる信頼される人柄に特大の肝っ玉があれば言うことはない。詰まらぬ政治記者や政治評論家の煽りに惑わされず、身命を賭す覚悟の玉を選んで欲しい。