黒木奈々さんが国際報道に戻ってきた。顔はすっきりしているがかなり痩せられて、未だ本調子でないようにも見受ける。仕事復帰は総合的に判断された結果で大丈夫と思うので、ようこそと喜びたい。
健康の有り難さは、失って初めて実感されるものだ。我々は当たり前の日常がなんと素晴らしいものかに気付かず生きている。頭重、咳痰そして鼻水のような風邪症状でも、誠に不愉快なものだ。まして長期休養を要する病気では胸塞ぐものがあったろうと想像する。
どうぞ恵まれない人達や不運な人達にも目の行き届いた報道をとお願いしたい。それはNHKの仕事だったはず。
国際報道では揺れ動く世界の動きが伝えられているが、国内は統一地方選挙が終わっても鎮静というか沈滞というか、奇妙な穏やかさ?に覆われている。それにはマスコミの報道姿勢が大きく関与していると思う。物事の軽重を判断するのを放棄した、単に耳目を集めるのに重点を置いた報道姿勢が蔓延し、受け手側も受け身で戦争の危険性までをも絵空事のように見聞きしているように見える。
粛々、我が軍、トリクルダウン・・と言葉を封印する手法に切り込んだ粘り強い報道をと願うのは無理な希望か。