臭いものには蓋という。臭いと言っても万人にではなく会社や行政に取ってという場合も多く、そういう場合は不都合な事実と言った方が正確だろう。どうしても原子力には臭い感覚が付きまとう。それは原子爆弾が連想されてしまうからだ。
勿論、原子力平和利用は可能なのだが、原理的に完全な安全を保障するのは難しく廃棄物の処理という問題も付きまとう。そのリスクをできる限り下げて運用するしかないのだが、それを一般の人にうまく説明する力量が政治家行政会社にないために、臭いもの以上に臭いMなどという人物が登場してくる。
重役までもが先生と呼び、腫れ物に触るような、好きなたばこの銘柄、誕生日に寄せた観桜会のスケジュールの申し送りなど異常としか言いようがない。一億の金を預かったなどと言えるだろうか、コンビニ強盗は盗んだ十五万円を預かったと言い返しかねない。社長副社長は一体何のために居るのか、お聞きしたい。頭を下げて済む問題ではない。
菅官房長官なら睨み返して、びた一文受け取らないだろう。