ホットドッグは早食い競争があるくらいでアメリカのソウルフードと言ってよいほどの食べ物だが、意外なことに日本では中々口にできない。東京大阪にはあるかもしれないが、地方都市ではホットドックやホットドック用のパンをパン屋で売っていない。それでも、ホットドックが無性に食べたくなり、ホットドックもどきを八つ切りイギリス食パンで作り、友人達と山の掘立小屋で食べた。
非常に評判がよく、工夫した甲斐があった。何といってももち豚のソーセージを使ったのが良かった。ピクルスと玉ねぎのみじん切りに粒辛子とケチャップを少々挟んで巻いただけだが、茹でたてのソーセージのプリプリした歯ごたえが何とも言えず美味しかった。挟むのは辛子だけという通?もいるだろうが、粒辛子ピクルス玉ねぎのみじん切りに少量のケチャップがお勧めだ。
なぜホットドック用のパンを売っていないのか不思議だ。パン屋にはフランスパンと食パンの他に凝った菓子パンが数多く並んでいるがホットドックやホットドック用のパンがない。ドック用のパンは一本七、八十円では儲からないしあまり売れないのだろうか。完成品のホットドックはソーセージが茹でたでないと美味しくないので店頭の商品としては扱いにくいのだろうか。自分で料理をする男どもが増えたと思うので、ぜひホットドック用パンを扱ってほしい。