駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

自民党総裁候補共同記者会見

2020年09月09日 | 政治経済

              

 

 菅、石破、岸田三候補の記者会見を聞いた。石破氏が一番正面を向いた内容のある返答をされた。岸田さんは穏健な表現ではあるが自分の考え方も示された。菅さんは安倍路線を引き継ぐ手堅い所信だが具合の悪いことには曖昧で具体性の乏しい返答をされた。

 ネットでは理念を語りまっとうな答弁をされた石破氏は必ずしも高い評価は得られない様子だ。石破氏は防衛などある意味安倍首相よりも鷹派的で野党寄りではないのに出ていけなどと攻撃する人達がいる。政策に通じた難しい議論は普通の人には理解しにくいせいか、付き合いが悪そうだ目つきが怖い偉そうなことを言うなどという感覚的な評価で落とされてしまう。まさか自民党議員まで政策をすっ飛ばして目つきや付き合いで判断しないと思うが、メディアは理詰めのことを感覚にすり替えて評価しないでほしい。理念や政策を問わないのでは政治でなくなる。

 竹下派の竹下亘氏が衆議院任期も三年過ぎるといつ解散があってもおかしくない心境になるなどと観測気球を上げているが、衆議院選挙は党員選挙どころではない政治空白を作るわけで、十月に衆議院選挙をするとなれば政治空白を作らないためという説明は国民を欺くための嘘だったということになる。

 学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し

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