駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

透明な不安

2022年01月08日 | 町医者診言
        

 株価が下がってきた。単なる年明け値上がりの反動だろうか。オミクロンと不況のダブルパンチ(スタグフレーション)の恐れが出てきた。
 岸田首相は新型コロナ対策を重点政策に挙げてきたが、用意周到は言葉だけだった。感染防御は感染者を隔離するのが原則だ。それより良い方法はない。感染者はPCR検査で見つけなければならないのに普及が遅れている。入院での隔離が困難の場合は自宅療養にするという方針が示された。単に満杯だからそれで我慢と言葉で凌ごうということか、しっかりとかきちんとかなどの言葉よりもデータと対策を示していただきたい。始まりから二年、第五波終息から四か月、厚生省の新型コロナ対策本部は何をしていたのだろう。中身つまり担当する人を変えないと駄目だと申し上げたい。まずまずで済んできたのは注意を守る国民性の力が大きいと考える。
 多弁で軽いので重苦しい雰囲気はないのだが、実行力は前首相の菅さん以下と言われ始めている岸田首相でオミクロン感染、不況、外交緊張の三大難問を乗り切れるだろうか?。マスコミは本当に有能な人の意見を大きく取り上げて欲しい。
 何よりも国民が変わらなければなるまい。逸らす言い募り先送る政治家。しっかりやきちんとのような形容語に騙されてはならない。林田アナ、オレオレ詐欺だけでなくやるやる詐欺やってるやってる詐欺の政治家の注意警報も出してください。

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