駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ゴルフ談義を聞く

2010年11月18日 | 小考

 先日医師仲間四人で会食をした。私も開業する前は病院のお付き合いで年に二三回ゴルフをしていたが、開業後さほど好きでもなく、才能もなく(これが主因)、時間とお金が掛かるので十年以上御無沙汰している。三人がゴルフのスイングの話を始めたら止まらない。
「左腕で誘導しないと安定しない」。野球のレフト打ちの感じでこうとスイングを始める。
「Aさんはアプローチが長すぎる。テイクバックがSの字を描いてるんだよな」。「あれでよく、ショットがぶれないなあ」。と居ない人の話が出てくる。そのうち「だいたい日本のレッスンプロは小手先の直ししか教えない。フックする人はフックをを治すだけ。そんなのは右手の手首の返しを抑えればいいんだから。もっと個性をきちんと評価して根本を伸ばすようにしないから駄目なんだ」。「そうなんだ、文科省といっしょでみんな一緒の型どおりの事を押しつけると」・・・。日本のコーチングが駄目という話からティーティングが駄目という話まで、ボールがスライスしてコースを外れて飛んできた。これをOBと見るかクリーンヒットと見るかは微妙なところだが、ゴルフは蘊蓄が尽きぬ競技のようで、時々合いの手を入れながら二時間近くスイングアプローチからパッティングまで聞かせて貰った。何だか久しぶりにコースに出たくなったし、ひょっとして話を聞いて上手くなったのではと錯覚?を覚えた。

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