京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

窯出し

2021-10-12 17:27:58 | 気になるコト
念願の窯出しです。

待った?
『別に待ってない』って言わないの!!


写真は、登り窯の台車。
登り窯は、横から扉を開けてゴロゴロと
台車を移動させます。中に入って
棚を組みながら詰めることはありません。

そして、玄窯(げんよう。登り窯の名前)の
前部分は、実は穴窯の形になっており、
台車は油圧式の機械でせり上がります。

ね?地下。
上の方に見えている顔が地上(笑)


台車がゆっくりと上がります。




ね?(分かり辛い(笑))

* 穴窯と登り窯の違い *
『 登窯は多くの作品を詰め、
焼成室ごとに違った雰囲気の作品をとります。
それに対して穴窯は単室なので、
少ない作品かつ作りたい方向性を絞って焼きます。
また、登窯は作品全体の事を考えますので、
ある程度の焼き上がりで火を止めます。
いっぽう穴窯は単室ですので、
納得いく焼き上がりを得るまで焼き続けられます 』

へー。知らんかった~(笑)

構造的に、穴窯は半地下、もしくは地面の下
登り窯は台車が完全に地面の上。
と言うものだと思っていました。
窯の焚き方も、朝日焼の玄窯は
大焚口もありますが、
それぞれの部屋の薪を入れる穴があるので
・・色々あってみんないい。という事に(笑)

窯出しの話です。
前日扉を開けた時は、いい色の作品が
あまり見えなかったので
チョットがっくりしていたのですが、
開けて見てびっくり。
とてもいい上がりの茶碗がザックザック。
コレでこれから続く展覧会は安心。

はーよかった。
美味しいコーヒーゼリーを買って帰ろ。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n959204d9eb2a
コメント
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