京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

エッシャー展・続

2024-02-09 15:33:27 | 気になるコト
そういえば、エッシャー展のお話が途中でした。
え?もういいって?
そんなこと言わず。
次にエッシャーの大きな展覧会が来るの、
たぶん25年後。
(20代の時に見て以来、久々に見たよという、
勝手な憶測で申しております)

えっと、今日はエッシャーの中期ね。


物語の中のいち場面・・

だったはず。
いかん。こちらの記憶もあいまいになってきた。
最初は絵本の挿絵から始まって、
その後、少しずつ作品を発表する場を
広げていっていたはずですが、
細かい流れを忘れてきております。

上の作品の何を感心したかというと、
暗い夜道に街灯がともっているだけに見えるでしょ?


ぜんぶ+の集合体で構成されてるねん。

気が遠くなるわ。


大聖堂の上から下を見た図。

遠近法がガッチリ生かされていますね。
陰影と遠近法を駆使して、
その荘厳さや大きさを表現する。
何が怖いって、下を歩いている人々の書きこみ。
近づいてみますね。


ああ、人おるな~と思うでしょ?


自分が観光客になって
大聖堂を歩いている時、
上から見られていたらこんな雰囲気なはず。

コレ、版画。
どんだけ細かい仕事よ!
喋られている声の反響まで聞こえてきそうで
怖ささえ感じます。
(いや、気楽に見れますけれどもね)

この次の部屋から、
スペイン旅行で見たアルハンブラ宮殿・
メスキータなどで刺激を得て、
テレゼーションという技法を研究するようになります。
テレゼーションとは、三角、四角、六角形などが
タイルの様に隙間なくしびっしりと敷き詰められて
表される幾何学模様のことを言います

とある財団からの執筆依頼があり、
「平面の正則分割」という本を書きます。
そこで、上に書いた連続模様(テレゼーション)などの技法を
(自分の中で)整理を行い、
それを表す版画を制作したそうな。
(多分あっている説明)

と、こんなところで、今日はお終い。
次回は、「四角の連続タイルが鳥になる」
をお送りいたします。
それではまた明日!
Please stay healthy and stay safe.
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籠り部屋

2024-02-08 16:02:30 | 気になるコト
こんにちは。
きょうは普段、私が籠っている部屋を
ご紹介いたします。


釉薬を掛ける部屋の住人です。

作陶には、幽霊部員として登録されております。
時々現れます(笑)
さて、釉薬の部屋を覗いてみましょう。


おじゃまします~。


部屋の手前は、作品を差しておく場所。

赤い椅子が私の定位置。
奥は「他の方がお使いください」な場所。
ストーブ君は、ガンガン温めてくれていますが、
土間に、高い天井なので、結構一日足元は寒い。
そんな部屋。

朝日焼で使う釉薬はここに集結していますので
わりかし大事な部屋です。
「鉄の粉(鉄粉)」厳禁です。
(釉薬に混ざると、黒点などの不具合の原因に)
「大量のホコリ」も厳禁です。
私がくしゃみをしますから。
(それは冗談ですが、ホコリも嫌うは本当)

作陶にいないな~と思ったら、
大概ココにいます。が、覗いたらダメですよ。
鶴になって飛び立たなきゃいけなくなります。
それも大概な冗談ですが。
ま、朝日焼の秘密が詰まっている場所なので、
一般のお客様の見学はご遠慮願っております。

そんなことで、釉掛場のご案内でした。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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後光

2024-02-07 15:19:28 | 気になるコト
窯の後ろから差し込む光が美しい日。
皆様いかがお過ごしでしょうか?


わたし?
受験を控えた息子が風邪をひいているから、
微妙~。(ホント心配~)笑
そんな私的な事は置いといて、後光です。

季節によって、古い登り窯の後ろから、
光が差し込む時間があります。
その美しき時間にたたずんでいたのがこのお方


オレです。

え?なにか?


オレですよ(2回目)笑

え?美しき時間にたたずむお獅子様ですが
何か?(笑)


「オレ、ウサギ年の時のお獅子やねん。
寅も、その先もおるで。色違いで。」
お獅子さまが皆様に
「よろしく」とおっしゃっておりました。
お獅子さま、干支の文字が入っているので
年末年始だけいらっしゃるんで、
いつでもいるわけではないのですよね~
レアです。

今年はもういません。
(店の在庫ではいるかも)
また、後光が差してたたずんでいらっしゃるのを
見かけたら、ご報告しますね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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2024-02-06 15:23:19 | 気になるコト
こんにちは。
今日は雨模様。(1/31時点)
朝は寒さが和らいでおりましたが、
雨が降り出すとやはり寒い。

釉掛け場なんて、というか、
朝日焼はどこも土間。
なので、冷えます。
エエ、冷え冷えです。

大型のストーブが頼りです。


ストーブの上には水が張ってある洗面器。
教室も、コンクリートの床なので
部屋が温まるまでは寒いです。



真冬に来てくださっていた
フリーロクロクラスのお客様。
沢山着込んでおられる。
寒くてごめんよ~
この方、この日は削りの日でした。
可愛らしい大きさのコーヒーカップ
(小さなハンドル付)を作っていたはずです。
(一昨年の世界線)
今、作陶館は、エアコンを新しくしてあるので
部屋はぬっくぬくです。
何なら暑いときがあるぐらいです(笑)
安心していらして下さい。

というところで、
私は寒い釉掛け場への作業へと戻ります。
(2月X日時点)お雛様を作っているからです。
それではまた明日!
Please stay healthy and stay safe.
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嵐が来ている器

2024-02-05 15:57:55 | 気になるコト
こんにちは。
先日から、立て続けに
御本手の窯を焚いているのですが、
面白い形の器があったので、ご報告。


中央あたりにある器がそれ。

電動ろくろで作られた器。
なりがちではありますが、
何ともいいバランスでした。


風に吹かれ続けている器。

よくありますよね?
一方方向から風を受け続けている木々が
片側だけ枝をふさふさにしている奴。
あれ。

焼き上がりも見ますか?


お?風止んだ?


んなわけないわ~(笑)

こういう、偶然できた器、大好き。
再現性がないのって、ある意味貴重。
二度とできないから、私としては
体験のお客様が作られた、
「記念すべきヘタッピー器」は
大事に取っておいていただきたい。
もちろん、一応は使えるように削りますし、
自立するように削りますとも。
軽さもちゃんとします。

二回、三回と経験を重ねるたび、
上手になりますし、使える美しい器を
作りたいという欲も出てくる。。
そうすると、
風は吹いてくれなくなるんですよね~。

いや、お客様は最初から大真面目に
「使える器を」作りにいらしていますので、
ヘンチクリンな器が出来たら凹まれます。
そんな時は大真面目に、お手伝いして、
いい結果が出せるようお手伝いさせて頂きます。

難しいですよね~、その狭間が。

あ、皆さんは、なんにも考えず、
心の赴くままに作陶なさってくださいね?
「ちゃんとした器」ができるようにフォローは
させて頂きますので~。
(いまいち信用できない記事でした)笑


それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

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