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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

エノキグサ - 豊田安城自転車道3

2022-10-15 06:00:15 | みんなの花図鑑
どこにでもある草ですが、目立たない草です。


葉がエノキの葉に似ているので エノキグサ と呼ばれてます。




茎の先に 上のような穂状の花をつけます。




エノキグサは雌雄異花で、これは 雄花です。




これは以前(2018-9-15)撮ったエノキグサの雄花です(見出し画像も同じ)。
エノキグサはトウダイグサ科の一年草で、このマクロ画像の開花した雄花を見ると、同じトウダイグサ科の コミカンソウの花 にちょっと似たところがあるのが分かります。



では、雌花はどんなのかというと・・・


一枚のお椀のような葉っぱ(苞葉といいますが)の中に、複数のめしべがコロコロと・・・
めしべだけですがこれで複数の雌花です。
複数の花を一枚の葉っぱ(苞葉)が包んでいるので、苞葉は総苞とも呼ばれます。





雌しべの球形の子房の先に花柱が出ています。
苞葉の付け根からは 小型の雄花が出ています。




「子房は3室にわかれ、表面には小さなコブ状の突起があり、その上に軟毛が密生している。」(植物雑学事典「エノキグサ」)




「3つに分かれた子房の上に付いているのが、花弁に相当する花被であり、その中心部に雌しべがあるはず。わかりにくい花である。」(同上)



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