
これは メハジキ の花ですが、ここだけ拡大すると、メハジキというより、シソ科の花(唇形花)ということのほうが 目立ってきます。
シソ科のメハジキは 2唇形の花弁をもちます。 上唇のまえに雄しべが4本出ています。

メハジキの名は「子供達がこの茎を切ってまぶたに挟んで目を開く遊びに使った事からきている」と... ネット上のどの記事にもありますが、 私自身はそんなことして遊んだ記憶もないし、 第一、 このごわごわした四角い茎を切って目に挟むなんてこと、どうしたらできるのか イメージが湧きません。

そう考えるのは私だけではないようで、 山渓名前図鑑(野草の名前)では「メハジキの茎には弾力が無く、上下まぶたのつっかい棒にはなるものの、飛ばすことができない。」と疑問を呈しているそうです(ビオ・荒川さいたま「メハジキ」より)。

さて、きょうは、果実の観察。

この刺々しい萼筒のなかに、果実が入っています。

果実は4分果なんですが、ほとんど黒一色に成熟してて仕切りがよくわかりません。

「メハジキの全草を乾燥した生薬を、ヤクモソウ(益母草)といいます。 「母の益になる薬草」という意味があり、中国では古くから婦人薬として利用されてきたもので、益母草は中国生まれの漢名です。」(マルシェ青空「メハジキ(ヤクモソウ)の種」)
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