Wikipedia(日本語版)には「マリーゴールド(英語: marigold、学名:Tagetes)」とあります。
英語の marigold を スペイン語になおすと caléndula(カレンデュラ ← キンセンカのこと)と言ってきますが、これには理由があります。
元々"マリーゴールド"と呼ばれたのは、カレンデュラが先と言われているようです。
キリスト教において、年に何度もある聖母マリアの祭日。
開花時期の長いカレンデュラは、そのすべての時期に黄金色(Gold)に輝く花を咲かせ、これを見た初期のキリスト教徒たちが、聖母マリア(Mary)の名をとってMarigoldと呼ぶようになったそうです。
しかし、その後は、カレンデュラに似た花をも、"マリーゴールド"と呼ぶように。
そして16世紀、観賞用としてフレンチマリーゴールドが広まったことで、フレンチマリーゴールドの方を単に"マリーゴールド"と呼ぶようになり、現在までの混乱を招いています。
(以上、Natural Island「「カレンデュラ」ってどんな植物?」)
さて、いつものように、シベの観察をしようと思うのですが・・・
この花は八重咲きの花のみたいで、ヒマワリやルドベキアのように筒状花のシベがはっきりしていません。
シベが観察しにくい理由は 筒状花の小花のそれぞれの花冠が比較的大きく毛が生えていること、そして何よりもシベと花冠が同じ黄色をしていることにありそうです。
それでも何枚か写真を撮ってみると、この画像のように、雄しべ筒の中からめしべが押し上げた花粉粒が写っているものもあります。
そして、めしべが花粉を押し上げたあと、他のキク科の筒状花と同じように、ヒツジの角のような柱頭を展開していることも確認できます。
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