こうやって拡大してしまうと、何の花なのか分からなくなりますが・・・
ブドウ科のナツヅタの仲間の小さな花です。(撮影日は 8月2日)
ナツヅタの仲間(Parthenocissus、パルテノキッスス)です。
フユヅタと違って、秋に紅葉し、冬には落葉します。
これは 安城デンパークの同じ株を6月12日 撮影したものです。
ナツヅタの仲間は 似たようなのがいくつかあって紛らわしいのですが、このナツヅタだけは 上のような一見して分かる特徴的な葉をしていますので、すぐ見分けがつきます。
名前ですが、ひとつは「中国大葉ヅタ」という名前があります。この名前が一番検索でヒットしやすいです。
ただし、安城デンパークの樹名板は学名を表記しています。
学名を「Parthenocissus laetevirens (パルテノキッスス・ラテビレンス)」といいます。
(パルテノス=バージン、キッソス=ツタ)。
名前は他にも「テンモクヅタ」で流通しています。盆栽関係でこの名が良く使われているようです。
参考までに、ツタが石垣などに吸盤上の器官を出して張り付く様子。
(7月17日撮影)
ここからは、8月2日撮影分。
葉は名前の通り「大葉」なので、花は比較するととても小さく見えます。
でも、拡大してみると、子房の下半分がピンクに染まっていて、とてもかわいいシベを持ってます。
雄しべと花弁は5つあるようで、これらは用が済むとすぐ落下するようです。
例年だと、あちこちで花が咲くのに、今年は ここ一か所でしか見られませんでした(8月2日)。
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