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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

竜美ヶ丘公園の樹に咲く白い花 (2)

2024-04-25 15:00:00 | みんなの花図鑑
竜美ヶ丘公園は、標高の高い大西配水場周辺の、当時の自然を後々に残すことを目的として整備された公園で、
市の中心部では珍しく、野鳥が集まる森や、眺望の素晴らしい頂上にある展望台、自然を学びながら楽しく遊べる多目的広場があり、園路などで各施設や自然を有機的に繋いでいます。(岡崎市のホームページより)
きのうの第1回はバラ科のカマツカとアズキナシを取り上げましたが、
今日はハイノキ科のクロバイ一択です!(^^)!
クロバイは公園内に何本も自生しています。
きょうは北側から公園内を一周してクロバイをチェックしてゆきます。


クロバイ(ハイノキ科)

ハイノキ科のクロバイという木を最初に知ったのは岡崎市の隣の幸田町にある彦左公園でした。そのときはこのきなんのき掲示板で「ハイノキか?クロバイか?」議論の末、自生限界がクロバイのほうがこの地方まであるということでクロバイに決定しました。


上の木は公園の北側周回道路の遊技場の奥にある木です。




遊技場の横を通って西側周回道路のほうへ向かいます。トイレの近くと・・・


その奥にもクロバイの木があります。






西側道路に出ました。




道路際に2本のクロバイがあります。これは最初の1本。



少し登ったところにも・・・




西側 2本目のクロバイがあります。






しばらく歩くと、公園内で一番標高の高い地点の展望台に出ます。


そこから南の林の中を見ると、そちらにも白い花の樹が見えます。


急な笹薮の坂を下りて近づいてみると、その木はこんな木肌をしています。


「クロバイの和名は、ハイノキと同様に灰を染色の媒染剤として利用したことに由来し、葉の色がハイノキに比べて濃いことを意味している。」(岡山理大植物雑学事典「クロバイ」)とありますが、木肌が黒っぽいことも「クロバイ」の名を連想させます。


見上げます↓











展望台に上がってみます。
すぐ横に やはりクロバイの木があるのですが・・・


ここのクロバイは今年は一房しか咲いていません。






展望台から東側駐車場のほうへ下ってゆきます。すると、目の前に・・・





またもクロバイの白い花が!






というわけで、とりあえず この日は 7本のクロバイの木をチェックしました。



クロバイは関東以西、四国、九州、沖縄、済洲島に分布するようです。

昨年のクロバイ
■特集クロバイ - あちらにも、こちらにも





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