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幸田町の憩の農園にて。
この花の横には 下のようなラベルが添えてあります。
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ラベルによると、この花は
「雲間草(クモマソウ)」です。
高山植物で「日光戦場ヶ原からの贈り物」がキャッチフレーズのようです。
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標高1400mの日光戦場ヶ原が生育地で、「雲がゆきかう」「雲の間の草」で「雲間草」と名づけられたそうです。
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しかしながら、漢字の「雲間草」で検索すると、
「クモマグサ」と読む記事ばかり出てきます。
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いわく
雲間草の基本情報
学名:Saxifraga Mossy Group
ユキノシタ科 / ユキノシタ属
「雲間草は一般的に「クモマグサ」または「洋種クモマグサ」などの名で市販されており、交配種の一群です。高山植物として扱わなければならない植物のなかでも、育種や選抜が長年繰り返されてきただけあって、たいへん丈夫です。」(みんなの趣味の園芸「雲間草」)
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「交配のもとになった種はヨーロッパ原産で、サキシフラガ・カエスピトーサ (Saxifraga caespitosa)、サキシフラガ・グラヌラータ(S. granulata)、サキシフラガ・ヒプノイデス(S. hypnoides)、サキシフラガ・モスカータ(S. moschata)、サキシフラガ・ロサセア(S. rosacea)などがあります。これらの種のほとんどは高山の岩場や岩の割れ目、礫原(れきげん)などに生えています。」(同上)
通常、開花期は「4月~5月」(同上)のようです。
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さらに「和名をクモマグサ(S. merkii var. idsuroei)という植物は、本州中部の高山の岩場に見られる多年草で、ほとんど市販されていません。」(同上)
とか
「クモマグサ(雲間草)の名前で流通しているものは、ヨーロッパ原産の洋種(西洋)雲間草を指し、日本の高山で自生するクモマグサとは別種です。日本に自生するクモマグサは栽培が難しいためほとんど出回っていません。」(LOVEGREEN「クモマグサ(雲間草)の特徴」)
とまであります。
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どうやら「洋種クモマグサは、欧州の高山に生えるものを2種以上交配した交雑種で園芸品種の多年草です。
促成栽培をされて、1~3月頃に園芸店に出回っている可憐な花です」(山野草の育て方、植物図鑑「洋種クモマグサ(洋種雲間草)の育て方」)
というのが正解のようです。
いずれにしても、どの花も花盤に蜜があふれてます。とてもかわいい花です。
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